帯広始発、スーパーとかち8号に乗車。
在来線の特急電車は風情があって好きです。
2時間40分掛かるので改めて北海道はでっかいどうなんだと。
札幌到着してすぐに打ち合わせ。
その後、きゅうさん札米含めて会食懇談。
札幌はおいしいところたくさんありますが、若い店主の寿司屋に連れて行ってもらいました。
11年修行して独立。
中心街から外れたビルのB1ですが、かなり繁盛しているそうです。
その仕事ぶりをみて「なるほど」と感心したのでありました。
6日は今回の大きな目的であります、米の調達先の視察です。
8時に出発して新千歳空港に16時半に行ければOkというスケジュール。
まわりきれないところもあり、申し訳ございませんでした。
米農家は、地域により、気候条件により、家族構成により、制度により、売り先により、さまざまやり方があります。
どれが良いかということも一概には言えません。
家族経営でやるのか、人を雇用して行うのかによっても大きく変わります。
有機栽培と特別栽培に特化して特別なコメを特別なルートで売りたいというところもあるでしょう。
地域によって、相対的に食味のよいところ、そうでない地域もあるでしょう。
反収も地域によってかなり違います。
だから、一概にどういうやり方が良いということは言えません。
水田だけの経営と畑作との複合もあります。
米の場合は、生産調整という大きな問題もあります。
主食用の生産を減らし、米のだぶつきを防ごうとしています。
エサ米や加工米などに補助金多く配分し誘導しています。
北海道は元々減反率すごく高いので大変なところです。
一軒の農家を紹介します。
水田地帯。
減反には、麦や大豆、蕎麦もありますが、この農家は米一本。
主食用10ha、エサ米10haとシンプルです。
今まで、乾田直播も取り組んで来ましたが、今年は移植栽培を全廃。
いわゆる、田植えをやめたのです。
苗を作る必要がなくなりました。
稲作の工程がまったく違うわけです。
育苗ハウスも不要になります。
二刀流はよくないと自分で判断し、田植機も売却し退路を断ちました。
別の言い方すれば、直播に自信を持ってきたのでしょう。
実際、主食用では食味的にもなんの問題もありません。
エサ米では直播で反収780kgあげたと言われておりました。
今年の補助金ではすべてクリアすると10aあたり15万円になるそうです。
10haなら1500万ということになります。
主食用より手取りが良いというおかしなことですが。
緊急避難的な発想で取り組むのは良いと思います。
「あて」にしてはいけません。
いつまでもあると思うな親と補助金
徹底したローコスト経営。
人を最小人数に、作業時間をどう減らすかということになります。
直播というのはその点では作業時間の大幅カットが出来ます。
小生が訪問した日に「前日納車されたコンバイン」がありました。
ピカピカの新車です。
こんな大きなコンバイン見たことありません。
なんと、12条刈りというもの。
品種も3つだけ(エサ米品種、ゆめぴりか、ななつぼし)
1人作業
だから、コンバインをでかいやつに。
メーカー希望小売価格は2300万とのこと。
実際、いくらで購入したのかは分かりません(笑)
余談ながら、色彩選別機(ピカ選)の新品がありました。
「抽選に当たったから」
聞けば、機械価格の半分が補助金で、残りを機械の償却年数で分割払いでよいというものだそうです。
ひぇ~、ビックリ仰天玉手箱!
タダみたいなものですねぇ。
乾田直販の田んぼの姿はこれ
いろいろなやり方あると申し上げました。
ひとつの例として紹介させていただきました。
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