市川稔の米(マイ)情報

0.012

コメの収穫時期を迎えているが今年は異変が起きている。

昨年のコメをまとめて買う国民がいる。

プロの目からするとこの暑い時期に白米にしろ玄米にしろまとめ買いするなどもってのほか。

密閉容器に入れて冷蔵保管しなければすぐに品質劣化する。

まずいご飯を食べ続けることになる。

玄米ならあっという間に虫が湧く。

虫が湧くのは普通の出来事だが、虫が出たとクレームにするのだからたまらない。

日本のコメは二毛作はほとんどない。

一年に一作。

気温高くなれば玄米で冷蔵保管し品質を維持している。

気温15度、湿度70%くらいかな。
(都会の人はそのことを知らない人がほとんど)


新米は念のため放射性物質の検査をする。

広い範囲で行われる。

これは安心を担保するために行われる。

安心安全のために行うことが逆宣伝みたいなことにもなってしまうので困ったものだ。


小生も知らなかったが国内でも50年くらい前から放射性物質の検査は行われていた。


日経新聞より


この結果水田土壌中の放射性セシウムが白米に移行する係数は最大で0.012であった。
(土壌1kgあたりの放射能濃度に対する白米1kgあたりの放射能濃度)

このデータからすればまずコメから検出されることはないだろう。

農水省は安全をみて0.1にした。


各地の土壌検査の結果は

こちらのサイトが見やすい


次々に検査結果が公表され国民が落ち着くことを待ちたい。

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