市川稔の米(マイ)情報

体罰か暴行か

教師、部活の顧問などによる体罰が各地の学校で問題になっています。

生徒が自殺の原因となった大阪市立の高校のバスケ部顧問は懲戒免職になった。

体罰という言葉の響きと「暴行」というのではずいぶん違います。

子供の学校という環境は通常の大人社会とはかけ離れています。

授業や部活などは大人は教師だけであとは全部子供です。


授業中でも歩き回る、教室を出て行く、私語はやりたい放題などというクラス崩壊もあると聞く。

一方で教師は絶対の存在ですべて従わせるというやり方もある。

公立高校で部活が強いというのはある種特殊な環境にしてきた。

異例な長期に渡る部活顧問の教師。

そこだけは別世界になっていたという。


体罰は法律で禁止されている。

戦争直後に法律が制定されている。

戦後教育で育った小生の世代はそんなことは知る由もない。

小学校の時は1年から6年まで担任はすべて女の先生だったので体罰らしきものはまったくない。

中学に入ると3年間とも担任は男の教師だった。

けっこう体罰はあった。

高校は私立だったがたまたま体罰を行う担任ではなかった。

体罰をする教師は有名であった。

それに当たらなければいいなという程度。

ただ、部活は酷かった。

教師から体罰を受けたことはない。

先輩や卒業生OBが体罰ではなく暴力を振るう。

絶対に逆らえない相手に暴力を振るうのは卑怯なこと。


大人の監視がない世界では異常なことが起きていても不思議ではない。


自殺事件以降各地で問題が表面化している。


大きな事件が起きないと直せないというのは不幸なことだし反省しなければならない。


この問題は社会全体の風潮が変わらないと解決しないだろう。


ただ、暴力で抑え込むやり方は許してはならないと思う。

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