市川稔の米(マイ)情報

規制緩和 タクシー2

タイワ精機の新製品発表会セミナー。2回目を幕張で行いました。都内で商談後、夜移動して京都へ。打ち合わせなどの後、鴨川のほとりでの「床料理」を堪能し、昨晩遅く帰宅したのでした。

さて、幕張でも少々お話しましたが、規制緩和のあおりを受けて「タクシー業界」は大変な競争になっています。

なにも手を打たなければ競争の渦に巻き込まれ売上は激減です。

そういう中、固定客をがっちり掴み、しっかりやっている個人タクシーの例を紹介します。

個人タクシーですから、お客様からの注文電話が掛かってきても、休みの日や、お客様を乗せて移動中の時など、すぐに向かうことは出来ない場合もあります。

そういう訳もあり、ある人が親方になり、8名でチームを組んでいます。

都心から郊外に向かう、ビジネスマンなど、利用頻度が高い上客を囲い込んでいるわけです。

駅の客待ちで並ぶ、あるいは、あての無い流しでは売上は上がりません。

たまたま、出会い頭に長距離客にぶつかり、運が良かった。そういう感じですね。

さりげない会話の中から、又利用してもらえそうな、お客様と判断したなら、名刺を渡し、営業するのです。

顧客指向を徹底しています。

降りてきてドアを開ける。

お客様が乗ったら、なんと冷たい飲み物がサービスで出てきます!

高速道路代は請求しません。

そして、代金も値引きします。(1万円なら9千円など)

そうして、上客の固定客を確保してゆくわけです。

オドロキは、その個人タクシーは、上客のお客様へ「中元歳暮」を送っているのです。

それも、念が入っているのです。

贈り物でも、なにを送るかで印象がまったく違いますね。

本物の梅干を贈っているのです。


規制緩和の問題もあることは前にも述べました。

しかし、だからと云って、売れない、景気が悪い、政府のやり方が悪いと嘆いても解決しません。

景気頼り、人頼りの姿勢ではなにも解決しません。

タクシーの例を書きましたが、あらゆる業界でも同じようなことが当てはまるのではないでしょうか?

打つ手は無限です。


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