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市川稔の米(マイ)情報

日本のコメの、これから

山形県天童市

将棋の駒で有名なところでもあります。

青年会議所米穀部会と全国稲作経営者会議の合同会議です。

農水省から食糧部長をお迎えし基調講演をしていただきました。

国内米政策の過去現在そしてこれからの状況
国際食料需給をめぐる状況
米の需要をめぐる状況

これらを詳しく解説していただきました。
さすがに整理されていて流れを勉強するのによいと思う。

わたしが思うに、霞ヶ関の考えはかなりまともであって・・・
なのにどうしておかしな政策になるのか?

それは「政治」であり「農業団体」ではないかと思っています。

目先の政策ばかり。
今回出した「米の緊急対策」など最悪のものでしょう。

わたしが出会う人々は皆さんそう言う。

まったくおかしな話しです。

その後に

「日本のコメの、これから」
と題して大討論会。

NHKでやりました番組の質問をそのままパクリ。

違う点は出席者(約100名)が米作り生産者と米販売業者の集まりというある意味専門家であること。
クローズドな会議であること。

やはり試食会をやりました。

3つの中で一番おいしいと思った米を選びなさい。

新潟産コシヒカリ(JAS有機)それとアメリカ(サクラメント)、中国のコシヒカリ。
いずれも06年産米でありアメリカ、中国は精米後数ヶ月経過していること。
新潟コシだけ数日前に精米したばかり。

さすがに専門家であるので新潟コシを選択した人が多かったが、中国もアメリカの番号を上げた人もいました。

それだけわかりにくいというものです。白米のご飯というものは。


不肖、小生もパネリストとしてコメントをさせていただきました。


なかなか面白い企画でありました。


農水省のO部長有難うございました。


M部会長はじめスタッフの皆さん本当にお疲れ様でした。
稲経の皆さんも出席有難うございました。

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コメント一覧

市川 稔
お疲れ様でした
遠藤さん

シ○ア会長お疲れ様でした。
やはりプレッシャーというかありますね。
毎回出席しないといけないし。
今年はM部会長盛りだくさん頑張りましたから。
よい一年でありました。

来年秋からは米産業大変なことになると予測しています。
準備に余念なく。


北のあざらし@遠藤友紀雄・小樽
勉強になりますね
私も参加しました。勉強になりました。
農水省の部長さんが、とても多角的にものを見る方で感心いたしました。最大公約数というか最小公倍数というか、そのあたりをあぶり出すのはたいへんかと思いますけど。日本の農業と豪・米の農業が同じ土俵に乗るような未来をシミュレーションしていかなければならないわけですから・・

本当に参加してよかったです。
ほとんど役に立たないシ●ア○長(ごめんなさいね)も終わりどっとリラックスしております。

(ひえ~!写真が~)
pai
おにぎり
市川さんの、おにぎり等の、おコメに関する話は、
いろいろ参考にさせていただいています。

スーパー等で売られる、おにぎりでもラベル等をよく見ていけば、
地域内のいろんな業者さんが製造されてるのがわかります。
安い物を売る店もあれば、少し良い米を使おうとしていたり、いろいろです。

以前の小田急の新宿駅西口側で、狭まった通路のカレーショップの向かいで、
おにぎりと小さなおかずで、軽食のとれる店もあったのを覚えています。

登戸かな…ラーメン屋チェーンなのに、新潟の生産農家の写真をつけて、
おいしいコシヒカリの御飯をラーメンのついでに注文できる店もみました。
良いコメで上手に炊かれていれば、おいしさがわかります。
農家の顔出して商売するくらいになると、いいかげんな物は出せないところでしょう。

最近のテレビでも見たのですが、JA直販で農産物を売る直売場が増えているようです。
安くて(流通中抜きだから)新鮮な農産物が買えるので好評なようです。
実家の近所だと地域のJAで直売で買えます。
おコメの場合は、安く買うという感じではないですが、
玄米で置いてあって、精米してもらいながら購入できます。

日本国内の人口減少は、当分はどうしようもない感じもします。
人口の増えている地域でも、実際にはその半分くらいは外国人の住民の人の場合もあるし。
労働力の他に、介護や医療の現場や、家事(家政婦さんなど)の現場にも、
日本で働く外国人が増えてきてもおかしくない段階です。

アフガニスタンで支援している中村医師のチームの人たちみたいに、
現地で日本米づくりをして喜ばれているという話のように、
(アジア米より日本米のほうが収量や市場価格が高い)、
海外で育つ日本食や日本農業の文化の拡がりの機会がせっかくあるのですけどね。
日本に来た外国人が、日本文化を海外に広めてくれる面もあるでしょう。

日本国内で農業の余剰人員をかかえていないで、海外で貢献してきたら?、と、
もっと言ってしまって良いように思います。
(日本で減る人手分は、海外から研修生受け入れするわけです)
既に、多くの農業関係者が海外で長年活動していますが、もっと、です。
高校時代に家が農家だった同級生で、以前に青年海外協力隊で外国に行ってた人もいました。
えびはら
少子高齢化・さまざまな産業の機械化が米消費減退の大きな要因です。食文化の変化はその次の要因となります。国家としての衰退期に入ったのだからそれにあわせた生産のあり方に変化する事が肝要かと思います。量は生産しても価値を生まない。そういう現場はそれなりの結末を見る他ありません。

あと、おにぎりの利鞘を何に使うのか。
それはいちはらさんに問われる事かと思います。

高く売った分高く買い取るという流れを作る者が出てこなければ生産現場の衰退に歯止めがかかることはありません。

生産現場から流通業者へとのし上がった立場の者として既存の流通にそのような機能が存在しないことは重々理解しておりますので、誰がそのようなことを始めるのか。どうやればそれが達成できるのか。色々考える日々では御座います。
市川 稔
米消費
paiさん

長文のコメント有難うございます。

米消費拡大というのは実際問題なかなか難しい。

小生は「おにぎり」のスーパーパワーに期待を寄せています。
わたしが経営する会社でも積極的に取り組んでいます。

米に合わせた「炊き方」も重要な要素です。

米を炊くのは面倒だがご飯やおにぎりは食べる。

pai
米飯の味はむずかしい
結局、大多数の人にとっては、ある程度以上に良い状態で炊かれた白飯だと区別つかないと思います。
何かの理由で、明らかに不味くなっている場合があれば、これは容易にバレそうに思いますけど。

以前に市川さんが書かれた中に、
無洗米でも1回洗って炊くのが説明されていたのがありましたが、
炊き方のレシピのように、炊く過程も影響しそうです。

コメの部分だけでなく、一緒に吸水させて炊く水の味とか、
最近の炊飯器だと真空式や高圧の圧力まで調整できる家庭用がありますし(真空ポンプ搭載機種)、
他の要因も味や食感や香りに影響してくるでしょう。

麦を食べる国の文化でも、粒のままの調理もありますが、主流は粉食かな。
(オートミールのような例)
http://www.oatmeal.jp/

http://www.dai-ichi-life.co.jp/news/nr05_06.html

子供の話ですが、女の子のなりたい職業の1位は食べ物屋さんです。
しかし、これを細かく調べると、ケーキ屋さんやパン屋さんのほうのイメージのように思います。
スーパーが多くなる以前の昭和中期までなら、街の総菜屋さんも見ましたが、
今はスーパーやコンビニのパック食品になってしまいました。
昔は、プラスチックパックなんて贅沢でできなかったから、
食器持って買いに行ったり、紙で包んでもらっていたか。。

子育てを離れた主婦の人が、住宅街で自宅を改装して喫茶店や食事を売る店を開くことがありますが、
パン屋さんということも最近は多いでしょう。
炊きたて御飯は家でできるが、焼きたてパンは近所で選べる、と。
(店で買えば、いろんなのが選べるわけで)

二期作や二毛作などができる南西側の日本の話になるかもしれませんが、
裏作などで、大豆や小麦を国産したほうが、味噌汁や醤油や豆腐などの国産原料が供給できます。
現在、日本が多量に輸入する大豆は、遺伝子組み換え品種の輸送中混入が問題とされます。
(市販食品の「非組み換え」表示は、5%混入のウソを隠しているわけで)

戦前から行われている国内トマト生産者の契約栽培のように、
(トマトケチャップなどの国内製造用)、
食品メーカーと国内生産者の契約栽培などを拡げて、日本農業を再構築したほうがいいと思います。
コメについても同様に…と言いたい所ですが、しっかり契約栽培で、
コメ以外の作物に転作を進めてほしいところです。

価格や生産費や人手の確保をどうするかといった問題解決も必要になりますが。
(研修生などで海外から人手を入れるケースも最近はあるようで)

日本人の食卓に登る米飯茶碗のサイズは、どんどん小さくなるのが時代の流れですから。
ある牛丼チェーンだと、米飯の部分に豆腐があって、コメなしの牛丼さえありますから。
(女性向けヘルシーメニューですが、男性のメタボ対策にもなるか)
世の中、いろいろ難しいと思います。
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