ふと、そんなことを考えた。
明治以降、西欧諸国に追いつけと経済に力を入れ軍備を整えた。
極東にある小国(当時は)が唯一白人と戦争して勝ったのだ。
調子に乗り過ぎて経済封鎖を受けて無謀な戦争をやらねばならなくなった。
軍国主義から一転してアメリカの自由主義、民主主義、戦争の永遠の放棄など憲法も与えられた。
驚異的な経済再建で戦争に負けて20年足らずで世界第二位の経済大国にのしあがった。
人口は増え国内経済も拡大、輸出でも稼いだ。
そして日本人は豊かになった。
一億総中流時代と云われた。
調子に乗って借金し、土地や設備、株、債券など買いまくり値上がりを期待した。
(小生も調子に乗って失敗したひとり)
その当時の国の借金はいくらでもない。
政府総債務残高の推移
あれからおよそ20年。
失われた20年などといわれますが・・・。
はっきりしたことは国が国民から借金して財政出動をして景気を下支えした。
景気は良くならず国の借金は膨大に膨らんだ。
はっきり言って日本国民はマヒしている。
話しは飛ぶが津波により流された人、家、会社、事業所への補償や支援。
原発事故により避難、風評被害により受けた損害、除染にかかる費用。
東電による補償。
国から東電への支援額は3兆2430億円に達したそうだ。
まだまだ続く・・・
安部政権になりアベノミクスという三本の矢を発表し即行実施している。
アナウンス効果だけで動いた。
このことは素晴らしいことだと思う。
ただ、実体経済が良くなったわけではありません。
所得が増えたわけではありません。
復興にまつわる「経済」がバブル化している。
民が付加価値を生んでいるのではない。
いわゆる「官製市場」であります。
小生の身近なところでは農業者に対する戸別所得補償があります。
3年間でいったいいくら支払ったでしょうか?(農業はもらったのでしょうか?)
自公政権になっても続く。
今やっていることは「官」によるバラマキによって起こっているバブルではないか。
こんなことは続くはずがない。
誤解を恐れずに言えば、
小生から見えるのは官からの金に群がる蟻だ。
こういう時に別の一手を打つ必要がある。
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