長年取引させていただいている契約農家の話し。
小生は『もらったお金』で経営改善されてもそれは本物ではないと思っています。
農家は6次産業化とか云われておだてられています。
農業を産業化すると言っております。
現実はどうでしょうか?
大規模農家と言っても年商1億あれば大きい方。
2億、3億なら超がつく大規模の分類。
普通の考えなら零細経営ですね。
零細とは主たる仕事をオーナーの労働力に頼っていることを指します。
農水省のホームページには6次産業化に対する支援策が山のように出ています。
それを研究し書類を作成する。
するとどうなるか?
役所の方を向いて仕事することになります。
補助金もらうのが仕事と勘違いしてしまう。
これを小生は危惧しています。
そのスーパー農家は良いことを言っていました。
順番が違うのではないの?
経営は、
人
物
金
プラス情報
の順番でしょ。
まず、人ありき。
人間関係を大事にする。
感謝の気持ちが大切。
おのずと仕事は増えてゆく。
今は、
金
物
人
の順番の人が多い。
金、金、金。
100高く買ってくれる?
高く買ってくれるところに販売する?
自分が買う立場だったらどうなのか?
相場に流されず信頼関係構築した取引がしたいのでは。
どうやれば「お金」がもらえるか?(これも情報)
それが優先順位一番になっている。
これはおかしいと思わなけばいけません。
わたしも改めて勉強になりました。
この、スーパー農家は今年は戸別所得補償もらわないと決断した。
なんと素晴らしい決断ではないか。
お客様の要望を優先したらそうなった。
設備を最小に抑え生産コストを抑えている。
生産する品種を7品種くらいあり実稼動25日ほど。
雨や強風の日はやらないので40日くらいかかる。
コスト管理徹底しているのだ。
ちなみに家族経営(手伝い数人)で54haの水田を管理している。
本物農家の話しでした。
朝から気分爽やかです。
iPhoneより
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