日本型意思決定のことについては以前にも書きました。
日本の組織は、欧米の民主主義の「多数決」で決するということに違和感があります。
従来の自民党の意思決定を見ればよくわかります。
総務会では議論を尽くすが、最後は全員賛成で決めていました。
ところが、小泉総理は違いました。
自民党で決めたことをする内閣ではなく、総理総裁として、自ら決めた政策・方針を実現するために内閣はあるという考えではないでしょうか?
そこに対立の根があると睨んでいます。
もう一つ。
「北のあざらし」さんがコメントで指摘されたように、自民党とは「ギョーカイ」の利益代表でもあります。
日本の独特の制度に「特定郵便局」があります。
その郵便局長は、地元の名士が務めていることが多いわけです。永年、選挙で世話になってきました。その利益を守ることは大事なのでしょう。
もちろん、小泉政治の手法について、前述したような違和感があるので、それに対する反発もあるでしょう。
民主党は、業界代表という側面はありませんが、労働組合の存在は、一部には大きい存在として残っていますね。
全逓は、日本郵政公社労働組合になりました。ホームページはこちら
民主党は、郵政民営化は賛成でも反対でもない。
議論が出来ない状態でしょうね。
日本の現状は「大きな政府で少ない税金」
でしょう。
地方をまわると、いかに税金でできた、施設や道路、橋などが多いかわかります。
オモシロイ選挙になる。
日本の有権者が、大きな政府、大きな税金を選ぶか、小さな政府を選ぶかです。
大きな政府で税金も少ないなんてありえません。
郵政改革はその入口でしょう。
注目したいと思います。
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