市川稔の米(マイ)情報

モノ売りの限界

モノが売れない。

典型的なのは都市部に住む若者はクルマが無くてもよいという人が増えた。
経済的な問題も大きいことも事実。
まず、駐車場を借りるだけで金掛かる。
クルマの値落ちを冷静に考えたら・・・
税金も掛かる。
ガソリン代も。
高速道路料金も。

この分をほかに回せばと考えるのはしごく自然なことでもあり。

着るもの、身に付けるものなど若い人が買う割合が多いかな。
親と同居の若いOLという設定。
給与の大半をモノやコトの消費に使ってしまう。
まぁ、そんな時期があってもよいとは思うが。

まさに「そういう人」を主な顧客としている店の広告を見て、いよいよ「モノ売りの限界」が来ているなと思ったのであります。

地方の人にはなじみがないと思いますが、東京中心に「駅のそばの○○」をウリモノにしています。

期間限定ながら自社カード(子会社)で買い物すると10%offというセールです。

この会社はかつて月賦でモノを売り利益を上げていた。
営業利益の大半は金融だった。

小生が(?)に思うのは、
売る側からみれば現金商売でなく売掛金になる。
子会社と言えどもカード会社に手数料を払う。
しかも値引き販売をする。

よいことなにもない。

目的は「消費の刺激」と「顧客の囲い込み」という2点でありましょう。

内容的には、
金融で利益を得る。
特にリボ払いのような利益商品にしてもらえば。

カード会員に新規入会すると。
入会金・年会費はゼロ。
その場で仮カード発行し10%値引きすると言う。
初月度はすべて10%引き。

借金しても金使ってくれというもの。

こういう手法はいよいよ日本のモノ売りも限界に来ているなと思うのです。

政府が税金投入して消費を促す手法も一時的なもの。(先進国では)

経済が収縮するということはどういうことになるか。
減速経済とは?
20世紀の先進国はどう舵取りするべきか?

そこに来ているように思える。

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