吉野家が牛丼並盛を300円から380円(税込)に値上げするという。
12月17日午後3時から。
吉野家が使っている米国産冷凍牛肉の相場は、昨年9月の1キロ550円から今年10月には1080円になった。(朝日新聞)
メインの肉の仕入価格が倍に。
急速な円安も大きな要因。
仕入コストは年間100億円増えるという。
2年前に国内米相場急騰した時には外国産米も一部導入した。
2014年産米はかなり下がったので国産米に変えたという。
ものには相場、値頃感というものがある。
為替の関係で一概には比較出来ないが、購買力平価説という考え方があり、各国の購買力というか物価を示している。
比較に用いるのは「ビックマック」の価格だ。
各国の物価を比較する基準になっている。
日本国内の物価で云えば「吉野家の牛丼」の価格がいくらかというのも基準になるだろう。
円高デフレの勝ち組はここにきて苦境にあえいでいる。
逆風だからね。
ゼンショーグループの「すき家」は労働問題も絡み赤字転落。
日本マクドナルドはご存じの通り。
ラーメン屋をチェーン化するのはかなり難しいのですが、一部上場の「幸楽苑」は成功事例でしょう。
店舗の看板には「中華そば290円(税別)」と書かれている。
その看板商品を一部やめる決断をしたそうだ。
全店やめるという報道が流れたが実際はそうではないようだ。
NEWSポストセブン
チェーン化の大きな要因は価格にある。
よいものだがちょっと高い
これではチェーンにはならない。
チェーン店は「そこそこのものだが安い」という感じかな。
安く販売して利益を出せるというところがチェーン店の力。
吉野家の決断は仕入れコストがハンパなく上昇したのでやむを得ず値上げするというもの。
300円を380円にするだけでは変動費上昇分をまかなえるかどうかという数字のようだ。
すき家も松屋も追随するだろう。
顧客の反応はどうか?
注目したい。
小生の感想としては、
ようやくまともになってきたかな
という感じ。
税込280円などという安売り競争やっていたことが問題。
従業員は疲弊して商品力も落ちる。
380円もけっして高くないと思うのだが・・・。
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