墓参りから

2月26日は父の命日

カミさんと墓参りに行きました

大正5年（1916年）生まれ、亡くなったのは平成21年（2009年）

92歳と11か月

大正生まれの男子はほとんど徴兵され兵隊になっています

小生の父は市川家に婿養子として母と結婚しました

徴兵されたのは昭和16年（1941年）なので25歳の時

結婚して幼い娘2人残して・・・

敗戦は昭和20年、タイ国での捕虜生活から日本に戻れたのは昭和21年6月のことでした

史上最悪の作戦のひとつとされたインパール作戦の生き残りです

命からがら戻り、家に戻る前に村の神社に寄り湧き出る水を飲んで「あぁ、帰ってきたのだ」と実感したと生前言っていました

その想いのあるところに父が寄進したのはこれ

戦争という究極の体験をした世代

25歳から31歳という青春を国のために捧げたのです

選ぶ権利などありません

多くの戦友を亡くし

戦後、戦友会をかなり続けていました

わたしも小学生の頃よく連れて行ってもらいました

昭和30年代です


今の時代、現代に生きるわれわれ


いろいろ言いたいこと、不満もあるだろうが、

大正生まれ、戦争に従軍せざるを得ない世代からみれば天国です


感謝の気持ちを持って生活したいと強く思います

神社、寺からみえる富士山