“色の話いろいろ”

色には意味があり、使い方次第で印象が良くなります。
「イマイチ」が「素敵」に変わります。

古代の染料・茜と藍

2009-03-24 | 日本の伝統色(日本の色)

衣服の染料で一番、古いのが、「茜(赤根)」と「藍」です。
この、茜と藍の染料は、非常に古くからあり、女王卑弥呼の時代(239年頃)には、日本の一部ですでに使われていたそうです。
どちらも西から来た染料であると、漢字できちんと私たちに伝えています。

茜・・・“草冠+西”
藍・・・別名を「縹(ハナダ)」と呼ばれていて、分解してみると“糸+西+示”

西の国といえば、中国と韓国のことですよね。

赤根でそめた色の話⇒緋色(思ひの色)
藍染の話⇒出藍のほまれ・青の着物展

2008年を振り返って

2009-03-24 | カラーで戦略

世の中、暗い話が多いですが、時代に合わせて良い方向にも動いています。
例えば、地球や人に優しい製品造りは今や当たり前になりましたし、限りある地球資源に代わるエネルギーも、ほとんどテスト中で実用は先ですが、色々開発されています。身体の不自由な方・高齢者・外国人の方たちに考慮した環境デザインも、まだまだ改善が必要ですが良い方向へ動き出しています。

現在の世界的な経済危機を乗り越えるためにできることとして、“計画的な色の活用”は予算を抑え、ニーズに合わせて効果を上げる方法として、お勧めします。

話が変わりますが、10月から始めている伝統色講座で、先日の第5回目・安土桃山時代の時間に「水墨画がとても良く(美しく)見える」とお言葉をいただきました。
日本の色彩文化の魅力を、一般の方に講座を通してお話をしてきて、一番嬉しい一言です。
水墨画には色味がないと思われるかも知れませんが、「墨に五彩あり」とも言います。

【アメニティカラー・プロジェクトのHP内“色の話”に2008,12,26~2,19掲載していたものをこちらへ移動しました】
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