日本の色めぐり会で福岡市美術館へ行って来ました。
松永コレクション(1F・常設展示室)の“秋の名品展”は、「さすが!!すごい!!」と拍手をしたくなくほど展示品のどれもが素晴らしかったです。
その中の一点のみ紹介します。
★影青(インチン)刻花文鉢・北宋時代(960~1127)
捻れた花文を薄く削った部分に、わずかに青みを含んだ透明釉が溜まり、柔らかな曲線に浮き出しているとても美しい美術品です。
日本人好みだなあと、見惚れてしまいます。
画像は、今春(2009年)、九州国立博物館“工芸のいま伝統と創造展”に出品されていた青白磁(影青)です。
左上から時計回りに作者はそれぞれ・・・山口文彦さん、百田暁生さん、川添貞秀さん、川崎精一さんです。
其々違う表情があり、作者の意図が伝わってくるような・・・もしかすると、ちがう意味で受けとめているかも知れませんが、いずれにしても高い技術表現に関心するばかりです。
あなたは、どの青白磁がお好みですか?
他にも松永コレクション“秋の名品展”では国宝級の素晴らしい美術品が展示されています。
“仙展”中山森彦コレクションもとても良いです。
会員の一人は、同展へはすでに何度も出かけられていて「日本の色めぐり会で行くのが4回目だ」とおっしゃっていましたよ。
鑑賞料も200円で絶対お得。
まだ行かれてない方、どうぞお出かけください。
次回11月の日本の色めぐり会は、行き先は内緒のミステリー・ツアー(福岡市内)を予定しています。
先日のニュースでは国内貧困生活者が7人に1人と言っていました。
深刻な平成大不況は、鳩山政権の頑張りで景気は回復してくれるのでしょうか?
2100年、日本の人口は現在の3割以下になることもありうる?
空家ばかりになる時代がくるということ?
日本の色めぐり会をやっている場合じゃないかもと考え始めました。