何ヶ月も前から楽しみにしていた、福岡市美術館で開催されている浮世絵名品展へ、行ってきました。
画像は、喜多川歌麿筆「蚊帳」の部分です。
これ、版画?のはずですが・・・歌麿の絵を版画でここまで緻密に仕上げる彫師、摺師の技術に脱帽です。歌麿の版画は、女性の肌の美しさ、色気を感じますね。
現在はカラープリンターがあり、簡単に美しいいろいろな色を写し出すことができます。
が、江戸時代には、非常に手間のかかる、多色刷りと呼ばれる、何枚もの版木(ハンギ)を彫り、何度も色を重ねて、美しい錦絵を摺りだしていたことに驚ろかされます。
ボストン美術館からの選りすぐりの作品たちは、大切に保管され、保存状態が大変よく、今、摺りあがったばかりかと思えるような美しさがそのまま残っています。
歌麿、北斎などの素晴らしい作品が、最高の色で、展示されていて感激します。
(少なくとも私は感激しました)
洋画もいいですが、日本の庶民文化から生まれた浮世絵も素晴らしいです。
日本の色めぐり会は、会員同士の親睦を深めながら、鑑賞会を開いています。
伝統色から入る楽しい鑑賞ポイントの話もありますので、福岡の方、体験参加してみませんか?
■日時:2008年7月31日
■時間:10:30~14:20
■集合場所:福岡市美術館 教養講座室
▼費用:体験参加費 1,500円
別途 入館料1,300円
彩りを楽しむランチ実費(1500円程度)(希望者のみ)
日本の色めぐり会に興味のある人はアメニティカラープロジェクトのHPをご覧ください。
⇒ こちらから