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私が生きた奇跡

最高の飲酒方法

2020-11-07 18:07:00 | 今すぐ見ろ!

アルコールは身体の中に入った後、胃と小腸で吸収される。
その割合は、胃がおよそ5%、小腸が95%です。
悪酔いを防ぐには、アルコールをいかに胃に留め、小腸へ送られる時間を引き延ばすかが鍵となるます。
アルコールの胃での滞留時間を延ばすのに有効なのは「油」です 。キャベツなどに含まれるビタミンUも胃の保護に役立ちます。健康を維持しながらお酒を飲むためには、適量な飲酒量、休肝日、食生活への留意、そして適度な運動が大切である。
抗酸化作用は赤ワインの熟成年数と関係し、およそ5年がピークだといいます。
ブドウの品種別にみると、カベルネ・ソーヴィニヨンがもっとも多くのポリフェノールを含んでいます。

蒸留酒のウイスキー、焼酎、特にイモ焼酎は、血栓を溶かす作用があります。

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    アルコールは身体の中に入った後、胃と小腸で吸収される。その割合は、胃がおよそ5%、小腸が95%だ。悪酔いを防ぐには、アルコールをいかに胃に留め、小腸へ送られる時間を引き延ばすかが鍵となる。
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    アルコールの胃での滞留時間を延ばすのに有効なのは「油」である。キャベツなどに含まれるビタミンUも胃の保護に役立つ。
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    健康を維持しながらお酒を飲むためには、適量な飲酒量、休肝日、食生活への留意、そして適度な運動が大切である。

医師に聞く「正しい」飲み方
酔いが回るメカニズム
お酒が大好きな人も、悪酔いするために飲むわけではないです。
お酒に強くない人であれば、なおさらです。

「飲まなければよかった」と後悔しないためにも、悪酔いから身を守る術はいくつか覚えておきたい事があります。
まず大前提として、お酒を飲むときはしっかりと食事を取るべきである。では「なにを」「どのタイミングで」食べるとよいのでしょうか。

東海大学医学部教授の松嶋成志氏によると、悪酔いを防ぐ鍵はアルコールの血中濃度を急上昇させないことにあるといいます。
酔いがまわるというのは、アルコールの血中濃度が高い状態です。
アルコールは身体の中に入った後、胃と小腸で吸収されます。

ただしその割合は胃がおよそ5%、それ以外の95%が小腸と、大半が小腸です。

小腸の表面積は成人男性の場合、テニスコート一面分ほどもあります。
一度小腸に送られてしまえば、アルコールは一気に吸収されてしまいます。

酔いを遅らせる(血中濃度を上げない)ためには、いかにアルコールを胃に留めて、小腸へ送られる時間を引き延ばすかが鍵となる。お酒を飲む前は、できるかぎり胃による消化が遅い食べ物を口にしておくべきです。

悪酔い対策に効く「意外」な食べ物

悪酔い防止に一役買う食べ物、それはずばり「油」です。

油は胃での吸収時間がとても長いです。
たとえばごはん100gを胃が消化するのに必要な時間は2時間15分だし、ビーフステーキ150gなら3時間15分かかる。一方でバター50gの場合、なんと消化までに12時間も必要とする。油分が胃の中に入ると消化管ホルモンが働き、胃の出口を塞いで撹拌するためです。

とはいえ「油をそのまま食べろ」というわけではありません。

オリーブオイルを回しかけるカルパッチョ、マヨネーズで仕上げるポテトサラダなど、油を使う料理をお酒が入る前に食べればいいだけです。

唐揚げやフライドポテト、チーズなども有効です。

また脂肪分を含む牛乳やキャベツにも、悪酔いを防ぐ効果が期待できます。
ビタミンU(キャベジン)を多く含むキャベツには、ムチンと呼ばれる胃の粘膜表層を厚くして、アルコールの刺激から胃を守ってくれる効果があります。
ただしビタミンUは熱に弱いため、生に近い状態で食べるのが望ましいです。

ビタミンUはキャベツ以外にも、ブロッコリーやアスパラガスに多く含まれています。
飲んだ後に血中アルコール濃度を下げるにはどうしたら良いでしょうか。

お酒を飲む前の対策も重要だが、飲んだ後にできるかぎり二日酔いを避けるための方法も知っておきたい方法があります。

アルコール血中濃度はいったん上がるとすぐには下がりません。
しかし前述の松嶋氏によると、その場合でも「アルコールの分解に必要な代謝物を補うこと」は大切だといいます。
たとえばタウリンです。
これはタコやイカに含まれます。
ひまわりの種や大豆に含まれる

L-システイン、

ごまの成分である
セサミンも、

肝臓の代謝を助けるのに役立ちます。
加えて水分の摂取も欠かせないです。
アルコールには利尿作用があります。

脱水症状を防ぐためにも、お酒を飲む前後問わず、水分は取るように心掛けるべきです。

日本酒造組合中央会は、日本酒を飲む際に「同量程度」の水を飲むよう推奨しています。


なお飲酒後は、電解質が含まれる飲料のほうが、水分維持により効果的です。


病気にならないためのルールが、あります。

アルコールと疾患リスクの関係を記述します。

アルコールは体にとって「毒」です。

――そう答えるのは国立がん研究センターの津金昌一郎氏です。

適量を超える飲酒が続くと、疾患リスクは高まります。

男性で週1日未満飲酒する人と比較した場合、
1日当たり日本酒換算で2合飲む人のがん発症リスクは1.4倍、
3合以上なら1.6倍だ。

また部位別にみると、2合以上飲む人のリスクは食道がんが4.6倍、
大腸がんが2.1倍高まるといいます。

大規模調査の結果、飲酒量とがんの罹患リスクは比例関係にあると判明しています。

因果関係をあらわす国際的な評価によると、リスクが確実とされているがんは、「口腔」「咽頭」「喉頭」「食道」「大腸」「乳房」です。

「適量飲酒」と「休肝日」が体を守る

命を守る。


健康を維持しつつお酒を飲むためには、「適量」を把握する必要があります。
適量とは純アルコールに換算した場合、1日に20gで。
これはビールなら中瓶1本、日本酒なら1合、ワインであればグラス2杯程度となります。

なお純アルコール量の計算式は、「アルコール度数÷100×飲んだ量(ml)×0.8(エタノールの比重)」で割り出せます。
間違いなく純アルコール量で20gは物足りなく感じるかもしれないです。

だが週に換算するとおよそ150gと、それほど少なくもないです。

飲酒量を見なおす場合は、1日ではなく1週間の総量で見るのがポイントです。

加えて重要なのが「休肝日」です。

仮に少量だとしても、アルコールという毒を毎日分解することは、肝臓にとって大きな負担です。
休肝日の有無で、死亡リスクは1.8倍もの違いがでるとの調査結果があります。

(1)1週間の飲酒計画を立てること、
(2)週に2日以上の休肝日を設けること、
(3)純アルコールの摂取量は150g未満にすること。これら3つを守ることが、健康維持のためには欠かせないです。

より長く、健康的にお酒とつきあうたには、どうしたら良いでしょうか。

食事への気配りも疾患リスクの低下につながります。

飲酒習慣のある人がビタミンB6を含む食材を摂取すると、大腸がんや心筋梗塞のリスクが低くなるという報告があります。

ビタミンB6は、レバーや赤身の魚(マグロやカツオなど)に多く含まれる栄養素です。

もちろんただ単に、特定の栄養素を摂っていれば大丈夫というわけではありません。

塩分や糖質を控え、食事のバランスにも注意する必要があります。お酒を飲む際は、一緒に何を食べるかにもしっかり気を配るべきです。
そして、
定期的な運動習慣を心掛けると、疾患のリスクはよりいっそう低下します。

14万人を対象にした調査結果によると、運動習慣のある人は「がん・心疾患・脳梗塞」の三大疾病にかかるリスクが低かったそうです。

逆にお酒との組み合わせで最悪なのは喫煙です。
日常的な喫煙者の場合、お酒の量が増えれば増えるほど、がんなどの疾病にかかるリスクも際立って上昇します。

【必読ポイント!】飲んで嬉しいお酒の健康効果

本格焼酎が血栓を溶かす

年齢を重ねると血管が老化するだけでなく、血液もドロドロの状態になる。これは脂質や糖質の多い食生活、運動不足、ストレスなどが原因です。

こうした状態が続くと、血管内にやがて「血栓」と呼ばれる血の塊ができてしまいます。
血栓は次第に大きく育ち、動脈硬化や心筋梗塞、脳梗塞のような死に直結する疾患を引き起こします。
しかし倉敷芸術科学大学名誉教授である須見洋行氏は、「お酒には血栓を溶解する効果がある」と説明する。須見氏によると、本格焼酎と泡盛には、t-PAやウロキナーゼと呼ばれる物質を分泌・活性化し、血栓を溶解するのに役立つという。ちなみに本格焼酎の中でも、須見氏のおすすめは芋焼酎です。

これら2つの物質の活性化に最適な焼酎の量は120ml程度、純アルコール量に換算して日に30gです。ただし飲めば飲むほどいいというわけではない。ほろ酔い程度の量が最適です。なお焼酎が苦手な人も安心してほしいです。
芋焼酎と焼酎の香りを嗅ぐだけでも、同様の効果は得られるそうです。
芋焼酎に含まれる香気成分の中に、t-PAを活性化させる物質があります。


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