昨日、私は母のアッシー君になりました。目的地は大宮そごうデパートの「銀座アスター」。数年振りに友人達が集まって会食するのです。総勢4名‥心の中で「み~んないいお婆さんになってんだろうな」と思いつつ待つこと数十分。思えば私が5~6歳からの知り合いです。母もすでに73歳。全員揃っているのもミラクルです。劇的再開もつかの間、早速メニューを見る為カバンから老眼鏡を取り出します・・・遅っ。アレコレ選択するも結局は・・・焼きソバ・・・遅っ。私は挨拶もそこそこに本屋に隣接するブックカフェに移ることにしました。お邪魔をしないのが娘の鉄則です。約3時間ほど時間をつぶして母を迎えに戻りました。オシッコに行く人・・忘れた老眼鏡を取りに戻る人・・ふといなくなっている人・・老人はいたって自由です。やっとお別れのご挨拶に集まったみんなの顔を見て思いました。「えぇっ、お爺ちゃんっっ?」・・・・・母達は全員年をとり、お爺ちゃんになっていたのです。「お婆ちゃん、年をとったらお爺ちゃん」って娘の友人が高校時代に作った俳句でそんなのがあったな、ふと思い出した私です。帰り道、「他人の事をアレコレ言いつつ仲間と食べる焼きソバの旨かったこと・・・」母はご満悦です。久しぶりのお出かけで知恵熱出そうな母のイビキを聞きながら家路に着いたのでした。夜、そっと2万円をくれました