グータラ節

人生のターニングポイントを迎えたぐうたら主婦と犬が苦手な愛犬シルクの
  信じられないような怠惰でのんきな生活・・・!

築23年のマイホーム・・・!

2005-06-02 10:56:16 | Weblog
私はチャキチャキの浦和っ子です。そんな我が町の駅前に高層マンションができて数年経ちます。リッチな住民の為に長年一方通行だった道もあっという間に両面通行になりました。そこの住人グリコちゃんにお呼ばれしてお邪魔してきました。初めてのオートロックに直立不動で挑みます。変な薄笑いを浮かべて管理室の前を横切ると目の前にエレベーターが3機。自力で4階まで上る命がけの日々を送っている私には介護されているような温かさが胸に沁みます。迷路のような中をやっとの思いで玄関まで辿り着きます。窓の格子もアートです。築23年経った我がアパートの「留置場とオソロの鉄格子」とは全くの別物です。にこやかな笑顔で迎え入れられるとお部屋は雑誌ELLEのお宅訪問:パリ編って感じです。作ってくれたタイ料理もとってもおしゃれです。足元でおこぼれのご飯粒をフガフガ食い漁る愛犬シルクもいません。静かです。日が沈むとこれが浦和?って程の夜景です。見とれてバルコニーに出た私は彼方に思いを馳せますワイン片手に見下ろした小汚い建物群の一角に見覚えのある黄土色のアパートが・・・おうぅ、おおぅ、うちよっ、うちだわさ!!!あそこは私とシルクが毎日日向ぼっこしててカラスに襲われるベランダだわっ(写真)お~ん、あれが我が家なのね、あそこが私の人生なのねん・・・一挙にトーンダウンした私は何も告げずにおいとまです。トボトボと歩いて帰りシルクを抱いてベランダに出ます。目の前はいつものご近所さんちの屋根々が所狭しと重なり合い、開けたお風呂場の窓からは子供達のはしゃぐ声が漏れてきます。・・・でも、ま、いっか!そっと高層マンションを見上げ深~いため息をついたのでした。・・・My sweet home sweet・・・