新田原航空祭で季節はずれの日焼けをしたあと。。。
東九州自動車道を南下、宮崎・都城を過ぎて高速から降り、霧島山中に入ります。
ここは本土最南端、薩摩国です。
思えば遠くへきたもんだ。
本日の宿泊は、霧島温泉、旅行人山荘。
じゃらんの「口コミ評価九州No.1の温泉宿」です。
ここのウリはなんといっても、薩摩・大隈の両半島に挟まれた錦江湾と、その中
央に鎮座する桜島を見下ろせる眺望の良さ!
露天風呂からも大パノラマを堪能できます!(晴れていればね)
・・・そして昼間ならね。
到着したのは夜だった・・・orz
しかし湯は硫黄臭がきつい白いにごり湯で、旅の疲れを癒してくれます。
温度がちょっと高めですが、いくら鹿児島県といっても今は12月、しかも山深い
場所。冷えこみのきびしさと相殺され、ちょうどいい湯加減です。
まだ新田原航空祭の興奮も冷めやらず、夕食でお腹もいっぱいになっています。
しかも他の宿泊客も風呂には入っておらず、貸しきり状態。
満足感と開放感で、自然と会話もはずみます!
「だから、あそこに見える明かりが鹿児島やって」
「ちゃうて、鹿児島はもっと右やて」
「間違いやあらへん、さっきロビーの地図見たモン」
「ちゃうちゃう!さっき鹿児島空港の明かりがあのヘンに見えとってな・・・」
・・・とても大人気ない楽しいひと時です。
やっぱり旅はいいなあ。
健康器具も充実?していましたし。
なつかしのぶら下がり健康器w
・・・どういう理屈で健康になるんだか・・・
あ、そうそう。
旅行人山荘はロビー周辺で無線LANが使えます。
しかもこんな山中にもかかわらず、意外と速度が速い。
これは(個人的に)高ポイントです。
てなわけで今日も、同行している友人が書き込んだmixi日記にツッコミいれます。
まったくナニやってんだか。。。
しかしなぜか画面は家計簿ソフトw
一夜明けて、朝。
朝食前に、貸切露天風呂に入ります。
旅行人山荘には男性用、女性用の露天風呂のほかに3つの露天風呂があり、貸し
切ることができるのです。
JR九州の新幹線「つばめ」のCMに使われているのは、その風呂のうちのひとつ
だそうです。
風呂に行く
ひのきの湯
お。なかなか風情のある風呂ですよ。
~~~(´▽`A)~~~ イイユダナ♪
眺望ゼロだけど
朝食は、展望レストラン?でとります。
眼下には錦江湾と桜島がどどーんと見えるのです!
・・・視界が霞んでいなければorz
チャックアウトの時間までゆーっくり鹿児島空港管制塔の交信を聞きながら過ご
し、鹿児島方面へ出かけます。
車内は朝から盛り上がっています。
鹿児島空港のすぐ近くを通りかかったときも
「さっき降りてきたの767やろ?」
「ちゃうて、さっきのは772(777-200型)やて」
「あのコクピット上の傾斜の長さは767ちゃうんか?」
・・・やっぱり旅はいいなあ。
本日の目的地は、鹿児島市の南西、知覧町です。
60年前、この地より幾多の航空機と若者が征きました。
二度と還らない、片道の旅へ。
その悲しい歴史を後世に語り継ぐ施設があります。
知覧特攻平和会館
ここで見たもの、感じたことは、後日あらためてログに残そうと思います。
・・・正直、ショックをうけました。
でも。。。
なんで2005年まで飛んでいた機体が、今まで見たこともない銀色に塗装されて
「とこしえに」像の前に展示されてるんでしょう?
T-3
知らない人が見たら、特攻機かと思うじゃないですか。
こんな紛らわしいことをしてはいけないと思います。
お腹もすいてきたので、鹿児島市内へ向かいます。
目的は、ラーメンを食べること!
いたっきいは基本的に燃費が悪いので、すでにガス欠状態。
もう限界です。
駐車場にクルマを停め、天文館の商店街を歩いてラーメン屋に向かいます。
そのときノラちゃんが近寄ってきて「なにかくれ~」と言ってきましたが、
「それはこっちのセリフじゃ!」と放置プレイ。
でも写真は撮っとこう
・・・カメラかじられたorz
行った店は「くろいわ」。
鹿児島の繁華街、天文館にあるラーメン屋です。
でてきたラーメンは、こんなの。
チャーシューメン(だったかな?)
コクがあるけど臭みの少ないとんこつラーメン♪
いたっきいの好みの味でした。
ごちそうさま。ヲイこれだけかよ┌(`Д´)ノ)゜∀゜ )
鹿児島のお土産に、天文館で「かるかん」を買いました。
猫の好きなカタカナのとはちゃいまっせ。お菓子のほうです。
カルカンとかるかんの違いは、シャー専用とシャア専用ほどの差です。
(シャー専用については、すでにコマツHPから消されています)
かるかん。。。
コレ好きなんですよ。
鹿児島にいた会社の同期の人から送られてきて、すっかり気に入ってしまった
お菓子です。
「軽い羊羹」という意味から名前がついた・・・とレクチャー付きで送られて
きたのを覚えています。
さて、長かった?旅もまもなく終わりです。
山梨の友人Kは、これから宮崎まで電車で戻って、ある女性と会ってくるよう
です。あーた来週結婚式でっしゃろ?
広島の友人Fと兵庫の友人Kはクルマで北上し、本州に戻ります。
いたっきいは鹿児島から飛行機で東京へ帰ります。
というわけで鹿児島空港まで送ってもらいました。
途中、桜島がきれいに見えました。
朝は見えなかったのに。。。
鹿児島空港につく頃にはすっかり日も落ちていました。
空港では、帰りの便まで時間がありましたので、例によって?デッキに上がり
ます。
鹿児島空港デッキ
夜の空港はいい雰囲気で・・・って、さむっ!{{(>∇<)}}
うううう。これは長居できそうにありません。
でも時間を潰すすべもありませんので、カメラを取り出して飛行機を夜間撮影
を敢行しました。
しかし、困ったことに三脚がありません。
なのに、なぜかレリーズはあります。
というわけでレリーズのみ取り付け、カメラはデッキの手すりにそーっと載せ
るだけにしてみました。これで固定できてるかな?
手近な機体を一枚。
ボーイング737
おおー。
さすがにデジタル一眼レフ。黒い部分もほとんどノイズが見えません。
気をよくして、近くに駐機している機体も狙ってみました。
ボーイング777
やっぱり夜はいい雰囲気です。
しかし、いくら南国とはいえ、12月の山中です。
寒くて指もかじかみます。
おまけに風も強くてカメラもブレそうになります。
結局、20分ほどでリタイア。
とっととターミナルビルに入って暖かいものでも所望しましょう。。。
入った店で、こんなメニューを見つけました。
黒豚丼
鹿児島といえば、やはり黒豚でしょ。
それにしてもいつも今日は食べてばかりだな。
うまかった。
黒豚って甘いのね。
ごちそうさま( ´-`)人
それでも出発までまだまだ時間がありますので、意を決してもう一度デッキに
出ることにしました。
せっかくの夜間撮影、せっかくのレリーズですから、長時間露光に挑戦です。
駐機していた777と、その奥で離陸していく航空機を絡める。。。
シャッターを20秒開けてみると、けっこううまくいきました。
777と離陸する機体のライト
おー、まっすぐ上がっていってないですね。
そか、離陸してからちょっと上昇率を下げるのか。
はじめて知った。。。
そうこうしているうちにフライトの時間が近づいてきたので、撤収します。
フライトは快適そのものでした。
B777-300の、ビジネスクラス。
偏西風に乗って、700kt近いとんでもないスピードで飛んでいきます。
対地速度では音速を突破しているスピードです。
航空会社の時刻表を見ていただければわかりますが、冬のこの時期は西行きと
東行きで大きく所要時間が異なっています。この偏西風の影響です。
偏西風といえば。
マリアナから富士山を目標に北上し、富士山上空で東に進路を変更、偏西風に
乗って加速して関東空襲にやってきたB-29。あまりもの高速で迎撃はほとんど
不可能でした。
和紙にサトイモの汁を塗りつけて簡易防水としたシートで気球を作り、爆弾と
時限発火装置を積み、偏西風に乗せて米本土に山火事を起こさせた風船爆弾。
世界初の大陸間横断兵器でした。
気象をうまく利用できれば通常では考えられないことができる。
では他に利用方法はないかな?
・・・旅の最後にそんなことを考えていました。。。
宮崎、鹿児島。楽しかった。
また来年も行きます!たぶん
偏西風といえば。
風船おじさんってどうなったの?
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驚くべきは偏西風の存在すら知られていなかった時代に、世界で唯一偏西風の存在を知っていたのが日本だったって事実ですねw
現にB-29は関東爆撃に偏西風を利用していますが、まさかそれがアメリカまで続いてるということは知られていなかったわけで。。。
しかし、当時の陸軍はどうやってその流れを観測したんでしょうねえ。ラジオゾンデのようなものを飛ばしたのかな?
いずれにしても、奇想兵器の類だと思います。
で、風船おじさんの消息はどうなったんでしょう?