
が、僕は一度もそう感じなかった
驚くほど素直に、ストレートに主題が書かれている
そう思った
いわゆる起承転結という物語はないのだが
現在も進行し続けそして正統化され続ける戦争と虐殺が
詩的にそして象徴的に描かれている
また地位を得た一作家として
そこに加担してきた己への嫌悪と絶望が
やはり驚くほどストレートに書かれている
戯曲自体が物語を破壊してくれているので
言葉にイザナワレル抽象空間を俳優の肉体の感応を見ながら構築する作業はとても楽しかった
なので僕としては『戯曲をストレートに上演した』という感覚がある
d-倉庫さん主催のフェスティバルに参加した作品
他団体とのアフタートークがあったのだが、上記をそれとなく説明したが全く共感を得られなかったのが印象に残っている
ハムレットマシーン論考はコチラ
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出演:
宇田奈々絵
大迫健司
大西玲子(青☆組)
オカノイタル
小田さやか
紫藤祐弥
辻川ちかよ
福寿奈央(青☆組)
牧野隆二(SPSC)
遊貴まひろ
(五十音順)
原作:ハイナー・ミュラー
構成/演出:身体の景色
ドラマターグ:田中圭介
音楽:松田幹
衣裳:杏子
〈演出覚書〉
戦後
復興 遂げた東京
朽ちかけた椅子
従軍作家だった男
古びたテープレコーダー
静かに心 病み 自ら命を絶った妻 その声
女たちの霊魂
記憶
片隅
風のように
幻影
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