池
木々
鴨
アメンボ
鷺
橋の上で
歩みを止める
鷺が鳴きながら飛び立つ
鷺は恐竜のように鳴く
恐竜の声は知らぬがまるで恐竜のように鳴いた
夕刻前の風がとても気持ち良い
サラサラと
そしてヒンヤリと
唸る暑さを忘れさせてくれる
そのままじっと身を委ねる
いつしか淡い青は
夕焼けに染まり
夕焼けは気付けば真っ赤に燃え上がり
その激しさにただただ息を飲む
そして空はいつしかやさしい藍色に包まれてゆく
鴨が薄暗い池の上を横切りながら
ぐわと鳴く
ぐわ
☆☆☆☆☆☆☆☆☆
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