社内情報システム部の仕事

社内の情報システム部として働く上での様々なできごとを綴ります。

経営とIT新潮流

2009-06-20 20:23:27 | 情報システム
最近読んでいてなかなか楽しいなぁ~と思うサイトがあります。
よくあるのは、自分や企業のセールスのために書かれているサイトで、
さわりだけ紹介していたり、肝心なところは隠していたりするんですが、
ちょっとした読み物として、このサイトは気に入っています。
よかったらどうぞ


http://itpro.nikkeibp.co.jp/a/biz/index.html



議事録を書こう!(おまけ)

2009-06-11 01:09:25 | ITスキル
「これすごい!」って感心するものは見つかりませんでしたが、目的や構成など色々書かれていましたので、参考にURLを紹介します。

教えてgooでは、
http://oshiete1.goo.ne.jp/qa43184.html


ITProでは、
目的の1番目に該当する部分について言われています。
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20080328/297379/


livedoor ディレクターのblogに「議事録の書き方 基礎講座」がありました。
【01】なぜ議事録が必要か
【03】会議中に行うこと
なんかは、良く似たことが書かれています。
http://blog.livedoor.jp/ld_directors/archives/50986750.html


All Aboutでは、
1) 議論の目的に合った切り方にすること
2) 具体さを失わないこと
3) 論点を意識すること
4) 目的を意識すること
5) 決まったこと/話し合い中のこと、を区別すること
といっていますね。
http://allabout.co.jp/gs/businessskill/closeup/CU20070604A/


あと、他のサイトを見て思ったのですが、分からない文章が、何で分からないのかについてはあまり書かれていないみたいですね。
そういう意味では、「議事録を書こう!②」の「③精査~校正」は、役立っていただけるかもしれません。

PS:他に良いサイトがあればご紹介ください。また、ご意見などいただけると幸いです。

議事録を書こう!②

2009-06-07 23:39:02 | ITスキル
 今回は、議事録を実際に書く『実践編』について書きます。人それぞれ書き方は違うと思い
 ますが、わたしが書く場合、大体このような感じで書いています。多少慣れは必要かもしれ
 ませんが、ぜひ試していただければと思います。
 (なお、今回の方法は、前回の議事録のタイプ2を書く場合の方法になります。)


<実践編>

★議事録を書こう

 ①準備
  会議が始まってから、パソコンを立ち上げたり、ファイルを開いたりしていませんか?
  実は、会議が始まる前に議事録は書き始めることができるのです。意外と忘れがちですが、
  事前にできるだけ準備をしておきましょう。

  ☆ファイルの準備
   事前に、テンプレートの用意や、ファイル名をつけておくなどしておきましょう。

  ☆既知情報の入力
   議題、日付、場所、参加者、アジェンダ(議事)、配布資料など既に知っている情報は事前に
   入力しておきましょう。また、参加者やアジェンダが不明な場合は、議事進行役の人に確認し
   ておくとよいでしょう。
   (悲しいですが会社によっては、進行役が決まっていなかったり、アジェンダが決められて
    いなかったりすることがよくあります。そんなときは、あきらめるしかありませんが。。。)

  ☆入力準備
   会議開始時には、既にファイルを開いていつでも入力開始できる状態にしておきましょう。

 ※情報は少しでも早く共有したほうが良いように、議事録も早く出来ないと価値が下がります。
  せっかく書いても、会議終了から何週間もたっていては、内容を忘れてしまっていたり、新しい
  ことが決まって意味がなくなっていたりします。理想は会議終了時に配布できることです。


 ②会議中
  初心者の方は、ただただひたすら入力し続けてください。会話の意味が分からなくても、変換が
  おかしくなっていても、入力ミスがあっても、そんなことはお構いなしに、耳に入ることをひた
  すら入力し続けてください。ここでの第一の目標は、会議の内容をもらさないことです。余分な
  ものはあとで削除すればかまいません。変換も入力ミスも後で直せますが、入力できていないも
  のをあとで付け足すことは困難です(ボイスレコーダーを全部聞き直すくらいしか出来ません)。
  話をよく聞いて、理解して、まとめながら書こうなんて思わないでください。そんなことすると、
  きっと手が止まり、どんどん話がすすみ、気がつけば何も書けませんでした。ってことになります。
  それは、上級者になってからで十分です。最初はただひたすら打ち続けましょう。
  (ブラインドタッチくらいは出来るようになっていてくださいね。)


 ③精査~校正
  会議が終わったら、まとめの作業に入ります。この作業で頭に入れておいてほしいことは、
  「議事録を分かりやすくすること」、「正しく意味の通じる文にすること」の2つです。

  ☆議事録を分かりやすくすること
   アジェンダがしっかり組まれ、そのとおり議題が進行していくような会議では、特に問題は
   ないのですが、議論が発散したりみんなが好きに話しているような会議では全体の構成を
   考えないといけません。話した内容をそのまままとめると、見出し(サブタイトル)がつけ
   られず、どこに何を書いているのかが分からなくなります。
   ですので、話した順番とは関係なく、内容や関連性などから全体を再構成します。これは、
   結構むずかしく大変です。初心者で会議の中身をあまり理解できない人は、どうすればよいか
   上司や先輩に相談してみるといいでしょう。まぁ~難しければここは妥協してもかまいません。

  ☆正しく意味の通じる文にすること
   人の話している内容を、そのまま文章にしても正しく伝わらないことが多くあります。
   そこで会話を文章に変換する作業が必要になります。そのときのポイントをまとめます。

   ●代名詞の置き換え
    あれ、それ、これなどの代名詞が何を指しているのかを正しく示します。

    例:これは15kgを超えて重い。あれは何kgか?
        ↓
      赤い自転車は15kgを超えて重い。黄色い自転車は何kgか?

   ●主語を補う
    人間の会話で結構多いのが主語がない(省略している)ものです。そのまま文章にすると
    何を言っているのかわからなくなります。そのような場合は、主語を補って文章にします。
    例:A4とB5のどっちのカタログが良いか?
         ↓
      カタログの大きさは、A4とB5とどちらが良いか?


   ●主語と述語をちゃんとあわせる
    長い文章を書いていると、文の中に文が入ったり、修飾語が多くなったりし、主語と述語が
    あっていないままの文になっているときが良くあります。人が読むとわけの分からない文な
    のですが、自分では意外と気付かない人も多いです。

    例:わたしは、昨日前から楽しみにしていた大好きな山田太郎さんの新作CDが5年ぶりに発売
      された。なので今日早速自転車に乗って買いに行くことにした。
      (「わたしは、発売された。」「○○は、買いに行くことにした」となっている)
         ↓
      昨日、私の大好きな山田太郎さんの新作CDが5年ぶりに発売された。なのでわたしは、今日
      早速自転車に乗って買いに行くことにした。
      (「新作CDが、発売された。」「わたしは、買いに行くことにした。」)


   ●おまけ
    当然ですが、誤字脱字、変換ミスなどがないように気をつけましょう。


 ④提出前に
  ここまで書いたら、結構ヘロヘロになっています。上記3.が完了した時点で「終わったぁ~!」と
  思って、提出(また、レビュー依頼)する人が非常に多くいます。
  その気持ちはとても良く分かります。でも、最後にもう一度はじめから全体を通して見直しましょう。
  これが出来るかできないかは、「プロとして仕事をする人」と、「言われた仕事をこなす人」の違い
  だと私は思っています。ぜひプロとしての仕事をして欲しいと思います。
  (この最後の見直しで結構ミスを発見できます。)

  ●例えばこんなミスがみつかります。
   ・。。とか、、とか(句読点のダブり)
   ・参加者の名前(前回の内容をコピーしたまま)
   ・終了時間(予定が延びても、予定で最初に書いたまま)
   ・同じ文が2回(コピーや記述場所の移動などが残ったまま)
   ・用語の不統一(SEとシステムエンジニア、サーバーとサーバとか)
   ・ですますの混在(「・・・した。」が途中から「・・・しました。」と)
   ・変なところで改行(知らぬ間に改行してた)
   ・変換ミス、入力ミス(「よろしくお願いします。」が、「よろしくお願い思案す。」とか)


 ⑤最後に
  初心者の人は、議事録の内容をレビューしてもらいましょう。そして、修正が入ったら何も考えずに
  直すのではなく、自分の記述のどういうところが直されているのかを分析してみてください。直して
  くれるから安心ではなく、次回は直される部分を少しでも無くせるように常に考え改善していって
  ください。そうすれば、きっと議事録を書くのも苦にならなくなります。がんばってください。

議事録を書こう!①

2009-06-06 20:45:57 | ITスキル
 今回は、議事録について書きます。これが絶対的に正しいというわけではありませんが、
 私の経験から“議事録”に関して整理してみました。これから初めて議事録を書く人、
 どう書けばよいのか分からない人に少しでも参考になれば幸いです。
 まずは『知識編』として、議事録は何のために書くのか、どんな内容を書けばよいのか
 について書きます。これを知ったからといってすぐにうまく書けるようになるわけでは
 ありませんが、知らなければ本当に良い議事録は書けないと思います。


<知識編>

★議事録の目的

 議事録は、情報を共有することのほかに大きく次の3つの目的があります。目的により求められるレベルや
 内容、発行までのプロセスなどに違いがあります。まずは、どのような目的があるのかを頭に入れましょう。

 1.証拠
   約束事や決定事項について、あとで「知らない!」などと言われる事がないように証拠として残します。

   例:契約内容について
     ・納期は、注文受付後、2週間以内とする。
     ・納期が遅れた場合は、単価を3%下げることとする。
     ・一ヶ月間で納期遅れが一度もなかった場合は、購入金額の1%を報奨金として支払う。

 2.備忘
   聞いた内容や、結論に至った経緯・理由などを忘れないように(後で思い出せるように)残す。

   例:納期回答業務について
     ・お客様から要求される納期は大体2週間くらいです。
     ・製造は、良く納期が遅れるので、余裕を見て3日ほど余裕を見て製造に納期を伝えます。
     ・お客様には、少し余裕を見て納品できる日を回答しますが、A社は要求通りに納品できないと
      ペナルティーになるので、とりあえず要求どおりに納品できると回答します。

 3.曖昧なことを明確にする
   各自の解釈でどうにでも取れるような内容をはっきりさせる。

   例:新規開発について
     松田(設計):今回の製品は、今までの常識を超えて角を全部排除し、球体にしたいと考えてます。
     豊田(営業):それは面白い。色はメタリック系にして欲しい。
     鈴木(製造):球体は、転がり製造効率が落ちる。角の丸まった立方体ではだめか?
     松田(設計):メタリックは原価が高くなる。コーティング仕様で考えている。
     本田(経理):原価率は70%以内に抑えてくれ。
     松田(設計):では、次回試作品をお持ちする。

   ※結構こんな会議は良くあります。結局どう決まったのか、決まっていないのかがはっきりしません。
    本田(経理)は、無理との回答がないので70%以内になると思いますし、鈴木(製造)も立方体を
    期待します。松田(設計)は、球体のコーディング仕様の試作品を作るかもしれません。

    ですので、最後の文章を無理やりはっきりさせて記述します。そして、参加者にしっかりレビューを
    してもらい、議事録上で結論付けます。あるいは、何も決まっていないことを明確にします。

   例:新規開発について
     松田(設計):今回の製品は、今までの常識を超えて角を全部排除し、球体にしたいと考えてます。
     豊田(営業):それは面白い。色はメタリック系のニーズが高い。
     鈴木(製造):球体は、転がり製造効率が落ちる。角の丸まった立方体ではだめか?
     松田(設計):メタリックは原価が高くなる。コーティング仕様で考えている。
     本田(経理):原価率は70%以内に抑えてくれ。
     松田(設計):では原価率を70%に抑え、球体でコーディング仕様の試作品を次回お持ちする。


★議事録のタイプ

 議事録には、次の3つのタイプがあります。会議の種類や、要求する人などによって異なります。実際に
 書くときは、どのようなタイプで書くのか考えて(確認して)おきましょう。

 1.決定事項をまとめる
   最終的に何が決まったのか、結論はどうなったのかが求められる場合は、このタイプになります。
   決定事項を端的に表現し、A4用紙1枚程ですべての内容を把握できるように書きます。主に報告や
   承認する場の会議などは、このタイプの議事録が求められる。

   例:クールビズについて
     ・2009年6月からクールビズを実施する。
     ・クールビズ実施に伴い、冷房の設定温度を29℃(昨年比+2℃)とする。
     ・サンダルは禁止とする。


 2.討議内容をまとめる
   会議で議論が交わされた内容を記録する。どんな意見が出されたか、誰がどのような発言をしたか、
   何が焦点になったか、どうやって結論に導いたかなどを書きます。
   また、社内SEの場合、現場でヒアリングした業務内容や要望事項などについても書きます。

   例:クールビズについて
     田中(総務):今年からわが社でもクールビズを導入したいと思う。
     山田(営業):まだ、お客様の中に抵抗をもたれる方もいらっしゃる。時期尚早ではないか。
     田中(総務):地球温暖化の視点からクールビズを導入しない企業への抵抗も強くなっている。
     鈴木(経理):冷房の設定温度を2℃上げたら、電気代が月100万円削減できる。
     田中(総務):Co2も5%削減できる。
     山田(営業):お客様に不快な印象を与えないようにして欲しい。
     田中(総務):サンダル履きなどよくないスタイルは禁止する形で導入するなら良いか?
     全員    :それなら良い。


 3.討議内容とサマリーをまとめる(1+2)
   上記2.の討議内容をしっかり書くと共に、サマリー(最終結論や全体の要旨)をまとめる。
   読み手としてサマリーを読み、気になる部分だけ討議内容を読むことができる。

   例:クールビズについて
    ◆結論
     ・2009年6月からクールビズを実施する。
     ・クールビズ実施に伴い、冷房の設定温度を29℃(昨年比+2℃)とする。
     ・サンダルは禁止とする。
    ◆討議内容
     田中(総務):今年からわが社でもクールビズを導入したいと思う。
     山田(営業):まだ、お客様の中に抵抗をもたれる方もいらっしゃる。時期尚早ではないか。
     田中(総務):地球温暖化の視点からクールビズを導入しない企業への抵抗も強くなっている。
     鈴木(経理):冷房の設定温度を2℃上げたら、電気代が月100万円削減できる。
     田中(総務):Co2も5%削減できる。
     山田(営業):お客様に不快な印象を与えないようにして欲しい。
     田中(総務):サンダル履きなどよくないスタイルは禁止する形で導入するなら良いか?
     全員    :それなら良い。