粟島.民宿市左エ門に帰省しませんか ℡0254-55-2543

海風が吹き抜ける部屋での昼寝、ババの畑の香気豊かな野菜、釣と素潜りが大好きなオンチャが捕る魚、島の元気をお持ち帰り下さい

朝から快晴、帰省中のN君を誘って山歩きに亀の手捕り

2013年03月30日 | 体験

 

朝から快晴、帰省中のN君を山歩きに誘った、

「小さな島だけど山は深い、山に入り本筋から外れたりすると、何処にいるのか判らなくなったりする

それに、夫々の沢や山には地名があり、気味の悪いいわれがある場所もある

(長五郎の沢の奥にある木を伐ると赤い血を流すとか、北内野の沢に子供がさらわれた話、等々)

一人で山に入ると現実を超えた奇妙な感覚に囚われたりするときがある..........。

ばばの足が達者な時はばばに引き回されるように藪をこいだものだが

最近のばばは杖の先で山を指し示すだけ、山が深い海に思えたりする............。」

今日は二人なので怖いもの知らずだ、沢から山の峰を目指しての山登りだ

途中、細い道がついていて、その道にはヤギの糞に似たころころが落ちていた

どうやら島に数十頭はいると言われている鹿の糞のようだ...この道は獣道だった

どうやら美味しい物は鹿も大好きみたい

昨年採り残しておいた山ニンニクは食べられてしまったようだ...ざんねん

 

 

迎えてくれた淡く明るい春色のかわいい花々...

ちょろちょろと流れる小さな沢、その沢の苔むした緑の岩と対をなすイチゲの白

 

美味しそうなワサビ群生、その花はまだ蕾がち..今が食べ頃かしら

 

青紫にピンクのグラデーション... 

 

午後、N君はS丸に誘われて夕食の亀の手捕りの手伝い

亀の手は波を被る岩裾近くの岩のすきまにある

「ざいごもん」のN君にはうねりが残った海は大変だったようだ

収穫量をえらい違いだけど、うまそうなデカイのはN君の分だ

  

船を据え上げる手伝いは慣れたもんです

 

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ワカメの茎の味噌漬け  シンノコの味噌汁

2013年03月29日 | 旨いもの情報

ワカメの茎の味噌漬け  シンノコの味噌汁

連日のワカメ干し手伝い

出かける時に持って行った籠が帰りには山盛りワカメで満載...

ワカメは湯がかれ、葉と茎に分けられ、葉は小口に袋詰され一年分の食材として冷凍保存

茎は(味噌+酒+ダシ醤油+砂糖)味噌漬けにされる..

ワカメ茎は家事消費にされる事がほとんどで、残りは廃棄される事が多い..

でも、この茎が好きな人がけっこうと多い、それも味噌漬け茎ワカメのファンだ

我が家には春まだ寒いオフの時期に、ワカメ干しの手伝いがしたいとやって来るリピータさんがいる

彼らは茎ワカメの味噌漬けを作るのがなによりの楽しみなようです

「お手伝いはピンチに挟んでのワカメ干し、蕪削り、茎切り等」

茎は平べったく大きいのより、細く丸っこい身厚なほうが柔らかくて美味しく、保存もきくようです

 

もう一つのお楽しみは.シンノコの味噌汁(シンノコ+新ワカメ+芽欠きジャガイモ)

ダシはばばのアゴだし

芽欠きジャガイモは冬を越して旨みとこくが倍増

新ワカメは今が旬

シンノコは旨みが詰まったダシそのもの、そしてそのシャキ々の食感

 

 

  

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養殖ワカメ採りが盛りです

2013年03月23日 | 海仕事

空は青く、山畑から見える海はキラキラ

最高の春日和、海に山に大忙しの一日でした

浜では..............

浜ではワカメ採り「養殖ワカメ」の真っ盛り

我が家のおんちゃも冬眠から覚め、親戚のワカメ干しのお手伝いだ

お手伝いのお礼にと貰ってきたワカメで夕食の献立は初ワカメ一色

岩海苔も美味しかったけど、時期ですね、とろとろメカブは柔らかくて「いい味」でした

 

茎からメカブをはずしてる

葱刻み機を使って茎を細くきざむ作業..
最初、茎は包丁を使って手作業だった、一本々はそれは手間な事だった
葱刻み機を改良してワカメの茎をきざもうと考えた..人はえらい!

 

 

山畑では.............

曲がりだけど諦めないばばは作る野菜の種類や畑の広さを

頑固に70代同様に現状維持で頑張ろうとする....

今日も山畑で耕運機にかぶさるように畑を耕してた

 そんなばばでも..カラスには負けてるようだ

今日もしっかりとカラスにしてやられた

休憩時のお楽しみと持っていったキャラメル

袋に入れていたのに..みんなさらわれてしまった

ばばの目の前でキャラメルは空へ飛んでってしまった

隣の畑のばばはテゴの中のオニギリを盗られた

ばば達は言う「カラスはばけもんだ」と....どうやらカラスはばばの天敵のようです

 

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小学校1名、中学校3名の卒業証書授与式...

2013年03月18日 | 地域活動

小学校1名、中学校3名の卒業証書授与式が行なわれた

満1歳~15歳までずーと一緒の粟島の子供達、

同級生、先輩、後輩がみんな幼馴染、

島感性の言葉で話し自然と伝わる思いを共有した、凪のような子供時代

送る子供達のさみしさは小さなこぶしから涙となりあふれだし

送られる子供達はしっかりと結んだ口元に、15で旅立つ覚悟が見えた

保護者席の我が子を見つめるその顔は、何者でもない、ただ々親の顔

 

隣のキヨも中学校を卒業、4月から親元を離れ村上市の寄宿舎での寮生活が始まる

島の子は15歳になればどの子も島を離れる、親と一緒に暮らせるのは15歳までだ

その15年間は安全な家庭で学校で地域で、知った者だけの濃密な関係の中で育つ....

それは、大人になる過程でひ弱さとうつる時もあるが、

心が折れそうな時、深く沈んで空が見えなくなった時、...

そんな時でも人に対する信頼感、自己肯定感を失わない強さとして表れる

春から潮風留学生として兵庫大阪などから7名の小中学生が新たに加わる

馬とのかかわり.その癒し、島とのかかわり.その再生する力.....

彼らと島の子供達とどう響きあうのだろう......どんな風が吹くのだろう......

 

 

 

 

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おしゃかさまの日  じゃが芋作付け

2013年03月15日 | 節の行事

3月15日快晴 お釈迦様入滅の 日

冬並みに寒い朝で始まった一日、陽が高くなるにつれて陽射しまぶしく春日和となった

我が家の居間に刺し込む光がゆらゆらと人影をうつしてる、地蔵堂へ向かう人達だ

地蔵堂は我が家の裏の坂道、山畑への途上にある、

地区の人達は3/15を「お釈迦様の日」とよび、地蔵堂にお参りに集まる 

集まった元女子達「男はあまりこない」はストーブの周りに輪になって、

あったかいお茶に手作りの茶菓を食べながら、夫々賑やかによもやま話を語る

外の石塔ではカラスが供えの菓子をこれまた賑やかに奪い合い...カラスの供養みたい..

 

お天気つづき...ばばたちは山畑にひかれて三々五々、下がっていった

じゃが芋植えが終わった畑

 

ボールみたいな岩海苔オニギリで昼ごはん...

山畑で食べると、なんでこんなにうんまいだろ.舌だけじゃないんだよね..

 

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再会を約束して..緑の協力隊、島を離れた

2013年03月13日 | 無題...日常

別れの三月....再会を約束して...

島に住んで、見送り続けて数十年、尾を引く船の別れは幾つになっても慣れないもんだ...

3月13日、緑の協力隊が島のほとんどの人に見送られ島を離れた

おぼえた方言で謝意をつげる二人
       

<  今期の協力隊の思い出  >

今期帰った協力隊は現役の学生だった、その初々しさと素直さで、ばば達のアイドルみたいだった

島開きに始まった彼らの活動は、「地域の孫の手」よろしく海の手伝い、山畑の手伝いと大活躍だった

特に思い出すのは、久しく無かった新年会(釜谷女子会?)を企画してくれた事だ

孫のような協力隊から92歳の大ばばまで次々と芸を披露し、みんなおおはしゃぎだった

92歳のイサばばの「鳥刺し舞」は皆やんやの大喝采、ばばのように年を食いたいものだ

    

 

 

 

 

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小型定置網(ヤリイカ)漁始まる

2013年03月11日 | 海仕事

9日長手(釣りレベル5)の磯道改修の日。

10日時化るので小型定置(ヤリイカ漁用)を陸揚げしてる船あり

ヤリイカを贈る様お願いの電話があり。急遽出勤。 

小型定置の漁は今年初漁、たまげた!久ぶりの大漁----計量作業を手伝うことに。

何年ぶりかのまとまった漁だ。

(大型定位置では今年1月初め、大量が数日続いた・防波堤の釣りも釣れた。)

小型定置(通称建網)では、久しぶり。 早速眞子の入ったヤリイカを選別し、今夜の賄いに購入した。

真鱈漁も終了、ヤリイカに期待せずにはいられない。

10日、11日と大時化。しかし春は一気に来る!今年のワカメは豊漁の知らせ

オイラはじゃが芋の作付を終えた。こんなに早く作って大丈夫かい!春よ!

                <    S丸    >

           子持ちヤリイカ..眞子がいっぱいだ

 

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長手への磯道補修の帰り流れ着いたギンバソウ発見

2013年03月09日 | 旨いもの情報

3月9日...嵐の前の和いだ一日..磯.山畑で大忙し

じゃが芋畑の準備ができました、後は植えるだけ、去年は東京から助け人が来てたけど..

今年も誰か来てくれないかな....一汗かいて食べる岩海苔オニギリは.うま~いです

朝から長手の迂回磯道作り

毎年秋に一回磯道直しをする、今まで先祖が作ってくれた道を直しながら歩いていたのだが

地質が悪いせいか、山肌がすりへったのか、人が老朽化したのか、とうとう登りきれなくなってしまった

小さな地区、何事もみんなで決めてみんなで作業...年間通してこの作業はけっこと多い

ナタ鍬等道具持参で、車の無い者を荷台に拾って現地集合、

夫々思い々場所に陣取って作業開始、技持ちはそれなりに、軽作業向きもそれなりに

手馴れたもんで僅かな時間で横斜面に逃げる迂回路を簡単に作ってしまった

共同作業をとおして地区力を実感する時だ....だいぶくたびれたけど未だもちそう (^▽^)

  

共同作業の帰りにギンバソウが流れ着いていたのを発見、早速.西の磯端へ

どうやら佐渡方面から流れてきたらしい、磯端には塊となって寄りついていた

面白がって夢中になって集め過ぎてしまったギンバソウ..終点は家だ持って帰らなくっちゃ

車道まで運び上げるに大汗、顔は真赤....荷は重いが思わぬ拾い物に心はほこほこ♪

思わぬ拾い物はなにか得した気分.......

 

ギンバソウはとろとろつるつる..納豆とあわせると、とろとろ倍増、うまみ倍増でいけます

 

 

 

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天気も良し.渚の牧場で引き馬

2013年03月07日 | 体験

.... 林道南周りの途中、粟島牧場で乗馬体験を楽しんだ〇野さん.....

粟島牧場にはかわいいわんちゃんの「ウル君」と子ヤギが2匹いる


   

通りかかる度に尻尾をくるくると歓迎のサイン...待っててね今行くから.と車を降りたら

ばばの「泊めれ~」の一言でやって来た〇野さんがお馬さんに乗ってた

海辺の牧場、渚の砂を揺する波音を聞きながらの引き馬、とっても気分が良さそう

天気も良し、朝に作って持たせた岩海苔オニギリのお味はどんなだったろうか.......

 

好評だったアサヅキと岩海苔の三杯酢、

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春模様に急展開....山菜初物.アサズキ.ミツバ.行者ニンニク

2013年03月05日 | 山歩き..山菜採り

週末の大荒れから一転、陽射しまぶしい春模様に急展開
( 4日の夕陽 )

5日啓蟄..虫が這いだすには未だ寒いが、まぶしい陽射しに誘われて外活動

我が家は一年の大掃除を3月から4月にかけてじっくりとする、

お天気と相談しながら海山作業、大掃除の予定を入れ、次々と変更しながら進めてゆく

予定は有っても無いようなもの......結果として、実に理に適っている事に気ずかされるのだが

大掃除は冬中吹き荒れた潮風の後始末が大変なのだ

おおきなシャワーがあるなら家丸ごと洗い流した気分.......

先ずは裏の下水掃除からと頑張っていたところ、コツコツ杖の音をさせながらやって来たばば

「自転車持込で粟島一週をしたい若者がくるから、裏山にアサズキを採りに行く」..と

我が家は未だ冬状態、こまったどうしよう.........

「大丈夫だ山行ってくる、うまいもんはいっぱいある.泊めれ」と言って、行ってしまった

ばばは孫ほどの若者に弱い、ばばの孫達はみんな男の子、男の子にも弱い

明日来る子は男の子みたいだ、...........

明日の夕食はばばが採った初物のアサヅキ、ミツバ、山ニンニクと岩海苔、

それと明日あがった魚の顔をみてからきめよう!

 

 

アサヅキの根をとるばば

  

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