11月27日 朝起きたら時化だった
11月中の溜まったエネルギーがいっぺんに爆発したような怒涛の海
小さな島を風はまわる(釜谷地区に住むばばのはなし)
東よりの風は岩船口からウサギが跳ねるように、東地区の内浦めがけて吹き
南よりの風は八幡岬から吹き渡り、弁天岩を超えてオナマチキャンプ場へ吹き込む
西よりの風はナデコ.タカシマ沖から吹き上げ、大平にぶつかる
北西風は長手沖からお釜の底のような釜谷地区を総なめにする
南.西よりの風は地区背後の大平がどーんと受け、山崎の袖が庇ってくれる
昨夕から夜半まではダシの風だった、地区は静かな夜だった..
一転.朝起きたら時化だった、天気予想は波高7mだが........
10時頃にはアラレがパラパラと降っては止み、ヒラヒラと雪も舞っていた
降り物が止んだ後、長手沖には虹が立ち上がり荒らぶる海と対を成していた
午後三時過ぎ、来島.沖防波堤を飲み込み高々と上がり砕け散る波かしら、
横防波堤からも盛れ上がり膨らんだ波が港内へ雪崩れ込み、
波の花が舞い上がっては波飛沫にさらわれていった
踏ん張る足元、歩くのがやっとで飛ばされるかと思った
午後三時30分頃に村内防災放送がながれ、暴風警報が出た事を知った
「時化は土曜日まで、日曜日は渚釣りに絶好日和か」とツレは言う