評価:★★★★【4点】
【お茶の間鑑賞】3時間10分という長尺でもあっという間。
◆
裏社会のボスに長年仕えてきた殺し屋フランクが
秘密と暴力にまみれた自らの半生を振り返る。
<Netflix>
◆
Netflixでの製作は大手スタジオのような制約(口出し)もなく
自由に作品を仕上げることができるため、
監督の思いのままに没頭することが可能と聞いたことがある。
ハリウッドはマネー&マネーと儲けがすべてであり、
過去作で世界興行収入を次々塗り替えてきた巨匠
ジェームズ・キャメロンクラスにならないとスタジオは黙らない。
『アバター』続編が監督の意思で延び延びになってるのがいい例。
そういう意味からすれば、マーティン・スコセッシは
商業的な作品を作る映画人でなく、どちらかといえばマニア好み。
ノワール的な映画を愛する者にとって彼は貴重な存在といえる。
で、本作、Netflixで配信され、その後一部の劇場で上映されてるが
こちら愛知では、そのような情報はない。
そして、なぜ、お茶の間鑑賞なのにブログに挙げたのか、
それは、アカデミー賞9部門ノミネートされているから。
観た証をこうして残しておきたかったという、ただそれだけ。
マーティン・スコセッシ作品でお馴染みの
デ・ニーロ、パチーノ、ジョー・ペシ、ハーヴェイ・カイテルなど
老人クラブのような登場人物たちだが、年齢を重ねた分
深いしわが凄みを増し、視線一つひとつが殺気を帯び
目が合ったら2秒以上合わせることができないほどだ。
音響設備の整った劇場で公開されたら再見したい気もするが
3時間越えと長いからね、躊躇してしまう^^;
アカデミー賞ノミネート
作品賞
監督賞
助演男優賞:アル・パチーノ、ジョー・ペシの2名
脚色賞
撮影賞
美術賞
衣装デザイン賞
視覚効果賞
編集賞
◆
【今週のツッコミ】
・フランクの娘ペギーが唯一心を開いたオジサンが失踪。
以降、父親フランクを疑うペギーとの確執が痛々しい。
・親友を取るかボスを取るか。
・アル・パチーノの濃すぎる演技に胸焼けしそう。
反対にジョー・ペシの抑えた演技は心揺さぶられる。
・主人公フランクの回想形式で物語が進む。
割と淡々としているところはイーストウッド映画っぽい。
・70歳超えないと大人扱い無し、これは日本の任侠も同じ。
◆---------------------------------------------------------------
監督:マーティン・スコセッシ
脚本:スティーヴン・ザイリアン
音楽:ロビー・ロバートソン
出演:ロバート・デ・ニーロ/アル・パチーノ/ジョー・ペシ
『アイリッシュマン』
【お茶の間鑑賞】3時間10分という長尺でもあっという間。
◆
裏社会のボスに長年仕えてきた殺し屋フランクが
秘密と暴力にまみれた自らの半生を振り返る。
<Netflix>
◆
Netflixでの製作は大手スタジオのような制約(口出し)もなく
自由に作品を仕上げることができるため、
監督の思いのままに没頭することが可能と聞いたことがある。
ハリウッドはマネー&マネーと儲けがすべてであり、
過去作で世界興行収入を次々塗り替えてきた巨匠
ジェームズ・キャメロンクラスにならないとスタジオは黙らない。
『アバター』続編が監督の意思で延び延びになってるのがいい例。
そういう意味からすれば、マーティン・スコセッシは
商業的な作品を作る映画人でなく、どちらかといえばマニア好み。
ノワール的な映画を愛する者にとって彼は貴重な存在といえる。
で、本作、Netflixで配信され、その後一部の劇場で上映されてるが
こちら愛知では、そのような情報はない。
そして、なぜ、お茶の間鑑賞なのにブログに挙げたのか、
それは、アカデミー賞9部門ノミネートされているから。
観た証をこうして残しておきたかったという、ただそれだけ。
マーティン・スコセッシ作品でお馴染みの
デ・ニーロ、パチーノ、ジョー・ペシ、ハーヴェイ・カイテルなど
老人クラブのような登場人物たちだが、年齢を重ねた分
深いしわが凄みを増し、視線一つひとつが殺気を帯び
目が合ったら2秒以上合わせることができないほどだ。
音響設備の整った劇場で公開されたら再見したい気もするが
3時間越えと長いからね、躊躇してしまう^^;
アカデミー賞ノミネート
作品賞
監督賞
助演男優賞:アル・パチーノ、ジョー・ペシの2名
脚色賞
撮影賞
美術賞
衣装デザイン賞
視覚効果賞
編集賞
◆
【今週のツッコミ】
・フランクの娘ペギーが唯一心を開いたオジサンが失踪。
以降、父親フランクを疑うペギーとの確執が痛々しい。
・親友を取るかボスを取るか。
・アル・パチーノの濃すぎる演技に胸焼けしそう。
反対にジョー・ペシの抑えた演技は心揺さぶられる。
・主人公フランクの回想形式で物語が進む。
割と淡々としているところはイーストウッド映画っぽい。
・70歳超えないと大人扱い無し、これは日本の任侠も同じ。
◆---------------------------------------------------------------
監督:マーティン・スコセッシ
脚本:スティーヴン・ザイリアン
音楽:ロビー・ロバートソン
出演:ロバート・デ・ニーロ/アル・パチーノ/ジョー・ペシ
『アイリッシュマン』
>・70歳超えないと大人扱い無し、これは日本の任侠も同じ。
ですね~。ここに居たら私もまだまだひよっこだと思うと、この集団はちょっと嬉しいです。
ところで、アル・パチーノに胸焼けしそうだと書かれていらっしゃいますが、私は、あの老いを感じさせないはっちゃけぶりがすっごく好きです。
実際にジョー・ペシのような人の方が会社の取締役みたいで苦手かも…。
この集団に居たら、ここなつさんと違い真っ先にパシリにされそうでイヤです。
はい、はっちゃけ爺さんまだまだ若い!ってところなんですが、ワタシ、昔からアル・パチーノが苦手なんですよ。
そこに来て、あの強烈な存在感でしょ、疲れました(笑)
確かに会社の重役っぽいジョー・ペシ爺ちゃん。
あ、だからか~フランクの娘が懐かなかった理由が分かる気がする(笑)
これが最近劇場で観た最後の映画。
(スキャンダルも行けてないです)
長かったけど、スコセッシ映画を堪能する自分に驚きました。基本彼の映画は苦手で・・・。
DVDとかだと中断したかもですが、がっつり入り込みました。
近代史の政治話も興味深かったです。
あ~~、それにしても、早く心置きなく
映画を観に行きたい!
近代史の政治もリアルに取り入れているからドキュメンタリーっぽかったです。
フランクらが対象を撃つときのさり気なさって、カメラアングル無視してる感じが逆に生々しかったです。
アル・パチーノの最後なんて「あっ!」で終わりですもんね(笑)
普通のアクション映画なら、ひと言くらいセリフありますよね~(笑)
ちなみにイッキ見でなく、3回くらいに分けました(爆)