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フォールガイ

2024年08月16日 17時44分14秒 | 映画 は行
満足度:★★★☆【3.5点】




この映画、壮大なメイキング映像と思えば結構楽しい!



大けがを負い一線を退いていたスタントマン コルト・シーバース。
ひょんなことからハリウッドの撮影現場に舞い戻ることになったコルトは
そこで監督を務める元カノのジョディ・モレノと再会。
ジョディに未練たっぷりのコルトは、彼女の気を引こうとアツいスタントを連発する。
 そんな中、幾度となく命がけのスタントダブルを請け負うも
過去にあっさりクビを切られた因縁の主役俳優のトム・ライダーが突然失踪してしまう。
これを機にジョディとの復縁とスタントマンとしてのキャリアの復活を狙うコルトは
トムの行方を追う羽目になるが、思いもよらぬ事件に巻き込まれていくーー。
<Filmarks>



女性映画監督とスタントマン コルトの恋愛コメディーには正直あまり関心はなく
また、製作中の映画『メタルストーム』の主役が突然消息不明となった理由などが
乱痴気騒ぎの末路というダメ出しは一旦置いておいて
コルトが行方を追うエキサイティングな展開とスタントマンとしての彼のスキルが
存分に発揮されるシーンは見る者を惹きつけるだろう。

この作品は、1980年代のTVシリーズ「俺たち賞金稼ぎ!!フォール・ガイ」を下敷きに
しているらしく、プロット自体がやや時代遅れの感があるのはそのためなのか
過去のバート・レイノルズ作品を思い出すからなのかは分からないが・・・

しかし、本作が見せる実際の映画製作のプロセスや目まぐるしい撮影現場など
割とリアルに感じられるので一本丸ごとメイキング映像のような雰囲気は楽しい。



【今週のひと言】

・危険なスタントに於いてVFXかリアル・スタントの二択のディスカッションは
 常にあるようだ。

・冒頭『アトミック・ブロンド』を筆頭にした数々の作品の激しいスタントシーンが
 もろもろ紹介されるところは身を乗り出したわ(笑)

・ちなみに劇中映画『メタルストーム』は実際に封切られると嬉しい!
 R・ロドリゲス監督『マチェーテ』みたいに。

・本作撮影中、ライアン・ゴズリング本人が150メートルからの落下スタントをしていた。

・エミリー・ブラントが右手にはめてたエイリアン用の義手(?)が欲しい
 冬は温かそう(笑)

・車の横転スタントで8回転半という新記録が生まれたと劇中で騒いでいたが
 本当にギネス記録らしい。2位は『007/カジノ・ロワイヤル』の7回転。
 でも、車の重心や砂浜と舗装路のちがいは問題視されないので大雑把な記録(苦笑)

・エンドロール中のメイキング映像は、嘗てのジャッキー・チェン映画っぽい。

・エンドロールは短め、最後のおまけ映像はオチがあるので要注意。
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監督:デヴィッド・リーチ
脚本:ドリュー・ピアース
音楽:ドミニク・ルイス
出演:ライアン・ゴズリング、エミリー・ブラント、ウィンストン・デューク

『フォールガイ』






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6 コメント

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Unknown (margot2005)
2024-08-22 19:54:31
全く期待しないで気分転換で観に行ったので、それなりに楽しむことができて良かったです。
>過去のバート・レイノルズ作品...
彼は確か元スタントマンでしたよね。
基映画にちなんでなのか?時代が感じられる雰囲気ナイスでした。最たるはMusicでした。
デヴィッド・リーチってこれ系の監督なのですね。
ライアンの落下シーン本物でした。
そしてヘリコプター落下の際の下にひくビニールがデカくてびっくり。
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margotさんへ (ituka)
2024-08-22 21:08:02
コルトが駐車係のシーンで客のマッスルカーでするカースタントなんて80年代のノリにみえました。
80年代のバート・レイノルズ作品が蘇るかのような感覚でしたよ。
監督さんも元はスタントマン出身なので、そこは妥協無しでしたね(笑)

そうそう、劇中に使われてた挿入歌の数々がすごくよかったですよね。
基本、過去の洋楽の題名は覚えてないので音色だけで「懐かしい」って感じでした。
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Unknown (mariyon)
2024-08-26 21:44:57
恋愛話はちょっと退屈でしたね。
ライアン・ゴズリング、むちゃくちゃかっこいいんですが、そういうイメージにならなかったのは、あの恋愛のくだりに、どこにも胸キュンとなる要素がなかったのです(あくまで個人の意見ですが)。

>1980年代のTVシリーズ「俺たち賞金稼ぎ!!フォール・ガイ」を下敷きに
懐かしい音楽のチョイスは、元ネタが80年代TVシリーズというのに納得しました。音楽すご~く良かったです。
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mariyonさんへ (ituka)
2024-08-26 22:30:41
女性監督は一年も放置されたことへの悲しみと怒りをもっとぶつけるのかと思いきや
そこのところは意外に淡白だったな~と思いました。
っていうか、こういう映画にそれ以上の恋のもつれなんかいらないですけどね(笑)

元ネタとなったTVシリーズは知らなかったんですが
80年代の雰囲気をどことなく感じさせたのは、懐かしの挿入音楽があったからでしょうね。
昔、ラジオでよく流れていたのを聴いてました。
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こんにちは (ここなつ)
2024-10-09 16:18:09
こんにちは。

私はコレめっちゃ面白かったです。

悪役(?)がちゃんと悪役っぽい振る舞いをしていて、実際に業界にいそうな感じ(あくまで感じ)で、身近にいたらホントうんざりだよなぁ~っていう方々なのも良かったですが、何より良かったのはスタントに対する愛情とリスペクトに満ちていた点でした。
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ここなつさんへ (ituka)
2024-10-09 21:33:44
映画製作のプロセスというかスタントシーンに於いての安全に対する緻密な計画よりも、どれだけ派手に見せられるかというところがアメリカっぽくて好きでした。
危険なスタント成功させれば次もオファーが来るし、命がいくつあっても足りませんね(笑)
確かにスタントへの愛情とリスペクトはしっかり伝わったので、そこがこの映画の魅力でもありますね。
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