安野モモコさんの本2冊
漫画 『監督不行届』
エッセイ 『還暦不行届』

漫画家の安野さんがあのエヴァンゲリオンの庵野秀明さんと結婚した後に書かれたのが漫画の『監督不行届』。
その20年後に庵野監督が還暦になって出版されたのがエッセイ『還暦不行届』
安野さんと庵野さんのちょ〜個性的なご夫婦のお話。
さすが、人気の漫画家の安野さん!
面白い!
続けて読んだら、エッセイもさらに面白かったです。
私はエヴァンゲリオンや庵野秀明さんのファンではないけど、庵野さんが山口県防府市の出身という事で美術館で特別展もあったりして近親感がありまして。
安野モモコさんはYouTubeでちょっとお話し聞くことがあって、しっかりしつつ面白くて個性的で魅力ある人だなと思っていました。
安野さんのペンネームは安野光雅さんが大好きで、漫画を描き始めた時につけたそうな。
そしたら、庵野さんのお父さんは津和野の出身で、同じ津和野出身の安野光雅さんとの縁を感じて感動したそうな(漢字は違うけど同じあんのだったとのこと)
生粋のオタクで偏食で一緒に暮らすには大変そうな庵野さんとの結婚生活は読んでるのには面白いけど、相当なご苦労がと思うし、お二人ともクリエイティブな仕事なのも大変だなと。
庵野さんのオタクぶりと同じように安野さんも違う意味でオタクであるところがディープ。
それでも、お互いに尊重しながら、少しずつ相手を知って歩み寄り、絶妙な距離感で暮らしているのだなと。
面白くて、やがてしみじみとする本でした。