ミケマル的 本の虫な日々

『小説という毒を浴びる』 桜庭一樹さんの書評集


初めて読む桜庭一樹さんの本は書評集でした。




桜庭さんの本を読んだ事なかったのですが、なぜこの本を買ったかというと、完全にジャケ買い❗️

 ヒグチユウコさんの表紙に惹かれて、買ってしまった。。。





この本は見てるだけで、ちょっと幸せになれるレベルの好みの装丁。


しかし、桜庭さんの本は、この本の題名のごとく、ちょっと毒がありそうで、読んだ事なかった。
そして、桜庭さんの紹介する本は、やっぱりちょっと毒がありそうな本ばかりでした。

私の読書は、他の世界に連れて行ってもらうのが究極の目的だと思っているのだけれど、あまり毒のある世界は好きでないな〜〜と思って避けています。

 でも、幸せな世界だけ見たいかっていうと、そういうわけでもない。
その塩梅が微妙で、その時の気分によっても違うのですが。

 そう思って読み進めたのですが、桜庭さんの紹介してくれる本の中で、読みたい本がどんどん出てきて自分でもびっくり❗️

 読みたい本が出てきたところに付箋をつけたら、写真のようにたくさんついちゃいました。

とにかく桜庭さんはすごい読書家。
できればずっと読書していたい族だったのです。

 本の好みは違うけれど、本の話をしたら、とても楽しいだろうな〜〜と思うような方でした。

そして、桜庭一樹さんというペンネームから、てっきり男性だと思っていたら、女性だったという、びっくりポイントもあって、なんかとても楽しく読みました。

 「読むことは一方的にサービスを受ける行為ではなくて、どう読むかは読者それぞれの”創造”の力に託されている。小説は作者ではなく、読者のもの。」なので、読むほうが作品の大地で自由にすればいいのだ!
 というのに、感動したです。
 そうよね、自由に読むのが楽しいのよね〜〜と。

 桜庭さんにシンパシーを感じて、文章もとてもいいなと思ったので、小説も読んでみようかな?
でも、その前にこの本で紹介された本の中から選んで読みそうな予感がします(笑)

 
 装丁に惹かれて買った本でしたが、桜庭さんにも出会えたような気がして、ちょっと嬉しかったな〜〜。



 

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