箱根ゴルフ遠征の初日は新幹線での移動日だったので、午後は時間がありました。
それで、噂に聞いていたMOA美術館に行ってみました。
箱根駅でレンタカーを借りたのでナビにお願いして行ったのですが、箱根町は本当に坂だらけ❗️
おまけに道が細いので運転は結構大変そうでした。
山上にあるこの美術館への道も険しかった。
そんなこんなで着いたところには立派な建物。
後で分かったのですが、噂の長いエレベーターから入るエントランスは下の駐車場から入るのだったようです。
ここは上の駐車場からのエントランス。
大きな窓から海の景色が見られました。
館内は一部を除いて撮影可(フラッシュ不可)
まず初めに秀吉が作った黄金の茶室(再現)
一面金箔を貼った茶室は趣味がいいとは言えないなと思うけど、秀吉は好きだったんだろうな〜と思いました。
でも、一見の価値はあると。
美術館を作った岡田茂吉さんが収集した美術品をもとに作られて40年記念展示だそう。
中国の古い焼き物が色々と展示されていましたが、色が綺麗で今でも使ってみたいような物も。
中国文化の歴史の長さを感じさせられました。
月日を経ても色あせないのも凄いけど、デザインが素敵です。
こちらは日本の焼き物
国宝 色絵藤花文茶壺
野々村仁清作 江戸時代17世紀
技巧的に素晴らしいとのことですが、
藤の花をこの色にした創作がすごいなと思いました。
春の花だけど、この色だと今の時期にもいいし、一年中似合いそうに思う。
浮世絵も沢山ありました。
版画よりも直筆浮世絵を集めたそう。
私は勝川春章の雪月花図がいいなと。
雪月花の三幅に王朝の三才媛である清少納言・紫式部・小野小町を、江戸の市井の女性の見立てて描いているそうです。
雪は清少納言
月は紫式部
花は小野小町
銅鏡もありました
日本のもの
中国のものはなんと春秋〜戦国時代(前5〜4世紀)のもの!
唐の時代
隋の時代
円形ホールの天井には万華鏡が投影されたような巨大なスクリーンがあって、色の変化が楽しめる。
下の駐車場から長〜〜いエスカレーターで上がってくると、この円形ホールがだんだん見えてきていい感じのようでした。
(ちょっと下まで降りてみて試してみた)
館内に能楽堂も。
最後に外から見下ろして景色を堪能して帰ってきました。
今回展示しているものだけでなく多くの美術品を所蔵しているようです。
岡田茂吉さんの創設した宗教法人が運営しているようで、時節柄宗教なのかと思いますが、宗教の勧誘とかは全くなく、お土産売り場もすっきりとされていて、知らなければ普通の美術館と感じました。
大きさと施設の充実はさすが?な感じはしましたが。
今回私は銅鏡に一番心動かされました。
紀元前の中国の銅鏡を見て、日本の銅鏡を見て、奈良を思い出して、なんか凄いな〜と思ったのでした。
ゴルフ遠征のおかげで気になっていた美術館に行けて良かったな。