FM東京の村上RADIOという番組を村上春樹さんがディレクターをしている番組があるというので、聞きたいな〜〜と思っていたのですが、ここ山口では放送がないのだった。。
村上RADIOはこちらから
ホームページを少し読んだりして、面白そうだな〜〜と思って見ていました。
村上さんは作家になる前にピーター・キャットというジャズのお店をやっていたり、ジャズのレコードを買うのが趣味というほどのジャズマニアだから、ラジオの番組もとっても深いのかな?などと想像していました。
何気なく見てたら、「村上ジャム」というライブをするとのこと。
しかも「いけないボサノバ」という題名でボサノバをやるらしい。
しかも、小野りささんが出るらしい。
しかも、ジャズピアノの重鎮・山下洋輔さんも出るらしい。
しかも、配信でも見られるらしい。
ということで、とっても迷いましたが(値段が結構お高いので)、配信チケットを買って今夜見ました❗️
私は村上さんが話しているところを映像で拝見した事がほとんどなかったので、なんか新鮮でした。これまでは、どこか海外でのスピーチなどで少し拝見した記憶しかありません。
村上さんが初めて聞いたボサノバは1960年代、まだ十代だった頃、「イパネマの娘」だったそうです。
イパネマはすごく印象的だったようで、途中での朗読もイパネマの娘のことを書いた文章でした。
やっぱりイパネマは定番だし、定番が好きな村上さんが良いなと思ったのだった😉
そして、小野りささんがボサノバを歌ってくれました。
小野りささんのCDは数枚持っているのですが、今も変わらぬ歌声でした。
そして、決して声を張らないでささやくように歌うボサノバ。
ささやくように歌っているけれど、きちんと伝わるのは発声がちゃんとしているからだと思います。
司会をされていた女性もジャズシンガーだったということで、一曲聞かせてくれましたが、その方の声の出し方と小野りささんの出し方は全く違う物でした。
私もボサノバが好きで、色々と歌っているのですが、ついつい声を張ってしまいます。
でも、ボサノバの旋律には声を張らないりささんのような歌い方のほうがマッチしているなと改めて思いました。
そして、英語で歌うのとポルトガル語で歌う違いも大きいかな。
やっぱり発祥の地の言葉であるポルトガル語の方がメロディーとマッチしています。
しかし!英語でも難しいのに、ポルトガル語を覚えるのは無理だな〜〜😅
ということで、ボサノバについて色々と考えさせられたし、配信とはいえ生でボサノバを聞けてとても勉強になったなと思います。
山下洋輔さんのピアノも、とても渋い感じで素敵でした。
その他の演奏者の方々も一流の方だったので、聞いて良かったな〜〜と思いました。
生で村上さんを見る、小野りささんの歌を聞く、一流のジャズミュージシャンの演奏を聴く事ができ、ボサノバの勉強にもなって、有意義な時間でした。
期間内は再度観られるようなので、もう一度ゆっくり聞いてみようと思います。
できたら、イパネマをポルトガル語で歌ってみたいという野望も生まれた夜でした。
多分無理だけど(笑)