この前は朝散歩に瑠璃光寺に行きましたが、今日はお天気が良かったので雪舟庭を散歩しました。
雪舟庭は山口市にある歴史的なお庭です。
山水画で有名な雪舟が山口に滞在していた時に作ったもの。
正式には常栄寺庭園(国指定史跡及名勝)
室町時代の中頃、大内政弘が雪舟に命じて築造させたと伝えられています。
最近エントランスも整備されて綺麗になりました。
お堂の裏には石庭があります。
この枯山水のお庭は「南溟庭(なんめいてい)」といい、昭和43年に森重三玲により築園されたもの。
雪舟が明に行って帰国するまでに往復した海をイメージしたとされているそうです。
このお庭をお堂から見ると、向こうに見える山や空が借景になって、とても良い眺めです。京都の枯山水のお庭にも負けない素晴らしいものと思います。
そして、反対側にあるのが雪舟庭です。
お堂の中からガラス越しにゆっくり座ってみられます。
ガラス越しに見るのもなかなか風流。
池泉回遊式庭園。
お客様は少ないので、本当に静かにゆっくり眺める事ができるので、しばらくゆっくり座っていました。
その後、周りの道を辿ってみます。
見る角度によって少しずつ違うように見えるのが日本庭園の醍醐味ですね。
上の方には雪舟さんの筆塚と大内政弘の母君のお墓があります。
こんな綺麗な景観の所にお墓を作ってもらうなんて、幸せなのではと思います。
この上の方には、天然記念物のモリアオガエルの繁殖地である池もあります。
今は産卵期でないので写真は撮りませんでしたが、産卵期には周囲の木の枝に卵を産みつけるという特殊なカエルです。
竹林もあって、竹の子も生えてきていました。
白いお花が綺麗
一周して戻ってきて下からもう一度ゆっくり見てから帰りました。
雪舟庭は何回も来ていますが、1人でゆっくり来たのは初めて。
非日常の空間を味わえました。
すごく静かな気持ちになる事ができて、心ゆくまで堪能しました。
全く時間をかけずにこういう所に来られるのは山口市にいる特権だな〜〜。
拝観料は300円ですし(笑)
申し訳ないくらいのコスパです。
また時々散歩に行こうと思います。
4月になってから、何気なく市内の朝散歩をはじめました。股関節の事情もあって沢山歩くのは今は無理だけど、山口の良いところを再認識してる感じです。
これからも天候の良い日は色々と行ってみようかなと思います。