今日からますます暑くなってきました〜〜❗️
夏の読書週間は続いてます。
獅子文六さんの『青春怪談』を楽しく読んだので、2冊目は何を読もうかなと迷ったのですが、なんとなく『箱根山』を買ってみました。
ちくま文庫さんの表紙がとっても良い!
私には箱根というとお正月の箱根駅伝が一番に浮かぶのですが。
昔から、「箱根の山は馬でも越すが、越すに越されぬ大井川」
「箱根の山は天下の剣〜〜〜〜」
などなど箱根の山は関東にとって大切な場所。
江戸時代には江戸に出入りする関所として、通過する物や者を見張っていたところでもありました。
このお話は戦後の観光ブームの始まりの時に2つの大きな会社が箱根の利権をめぐって争い、箱根戦争なんて言われてた時が舞台になっています。
今では当然のようになっている芦ノ湖の遊覧船とか、スカイラインとか、ケーブルカーとか、それぞれ色々とあったらしい😅
最初にその事が結構詳しく書かれていて、その部分はちょっと退屈でした(ごめんなさい)
お話の中心も二つの旅館の以前からの因縁と争いがバックになっています。
新しい時代に向かって変化を強いられている旅館のしがらみとそれを超えていこうという若い世代のお話。メインのお話に入ってからは、面白くてどんどん読み進めました。
しかし、そのストーリーの中に箱根の関所が設けられた時のいきさつ、古代の箱根の歴史と遺物の発見、明治維新の混乱の事、第二次世界大戦中に沈没したドイツの戦艦の乗組員が箱根の旅館に収容されていた事などなど、箱根の歴史の蘊蓄がそこかしこに出てきます。
それが、ストーリーの中にすごく上手に入れられているので、その蘊蓄が全く邪魔にならないところが獅子文六さんの素晴らしさなのではと思いました。
この小説でも若い世代の描き方が屈託無くて、そこが魅力的だな。
最後の意外な結末も楽しく読みました。
箱根にまた行きたくなったな〜〜🤗
1巻を読んで、次が読みたくなって注文していた『ゴールドフィンチ』2〜4巻が着ました❗️
2巻は中古を買ったのですが、全く問題なく綺麗な本でした。
今日の朝からさっそく読み始めました。
山崎まどかさんが帯の推薦文書いてる😉
主人公はますます大変なことになっていって、目が離せません。
どうなるんだろう?とどんどん読んでます。
定価が1600円くらいの本をどんどん読むのって、結構贅沢だな〜〜とちょっと反省しましたが、止まらないからしょうがないですね😉
そして、ロアルド・ダールの『少年』を読んだ後に、こんな物を見つけました。
『ダール・ダイアリー1992』
ロアルド・ダールの児童書の挿絵と同じようなイラストがたくさん書かれている1992年の日記帳です。
よく覚えてないけれど、アメリカで買ったものだと思います。
多分子供用のものなので、簡単な言葉が使われているはず?
読めたら読んでみようかなと思います。
断捨離しないでとっておいて良かった🤗