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ミケマル的 本の虫な日々

『レーエンデ国物語』


東京の丸善で買った本の中の1冊
『レーエンデ国物語』 多崎礼



この本の続編『レーエンデ国物語 月と太陽』が8月に出版されたため、この本も平積みになっていました。
初めて丸善で見たけれど、本の装丁が綺麗だったので買ってしまった(笑)
思った通りファンタジーでした。

 架空の帝国の中にあるレーエンデの物語。
主役はレーエンデに隣接する州の首長の姪であるユリアとレーエンデの射手トリスタン。
レーエンデの土地にまつわる秘密がユリアに直接関係してきて、トリスタンとの恋物語という単純な話ではなく、なかなか意外な展開で物語として面白く読むことができました。
それぞれの登場人物が簡単でない生い立ちと立場に立たされているので、あまり明るいお話ではないけれど、読後感は良かったです。
ただ、完全なファンタジーなので、ファンタジーが読める人限定とは思います。

 レーエンデがなんとなくひんやりした場所なので、暑い夏に読んだのは良かったかも。
ファンタジーは途中でこりゃダメだと思うこともあるのですが、たまに読みたくなります。
この本は最後まで読ませる物語でした。
続編は図書館に入ったら読もうかなと思いました。




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