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ミケマル的 本の虫な日々

『なんとかしなくちゃ。 青雲編』


 『なんとかしなくちゃ。 青雲編』 恩田陸
今日もスタバ朝読書。
初めてゆずシトラスティー(ホット)を飲んでみました。
爽やかで甘酸っぱいゆずの果肉入りで美味しかった。
スタバで読み始めたけど、残りは家で読んで読了しました。




 さて、この『なんとかしなくちゃ。』という小説は週刊文春で連載されていたらしいです。
梯(かけはし)結子(ゆいこ)の人生を描く小説の様子ですが、まだこれは青雲編なので、この本では生い立ちから大学まで。
なかなかこの結子さんが面白い。
考え方、思考方向が独特です。
とは言っても『成瀬は天下を取りにいく』の成瀬さんよりは独特度は低いですが、なかなかです。
彼女の家族や周囲の友人なども、なかなかそれぞれ特徴的で面白い。

 青雲編は1970〜1993年、恩田さんが1964年生まれだから、ほぼ同年代の人を描いているのかな。
ちょっと前の子供時代や青春時代、社会情勢も思い出させてくれたりするところもいいなと思いました。
そして、主人公は結子さんだけど、語り手は恩田さんご自身なのも面白い。
なんかエッセイを読んでいるような感じもしたりするわけで、ちょっと変わった感じの読書体験な感じがしました。
色々と豆知識も入ってたりして、興味深く読み終わり、結子さんのこの後も気になるし、この独特な読後感も良かったので、早く次が読みたいな〜と思います。


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