地元オヤジの渓

2011-07-11 21:40:11 | 釣り
先々週の話である

岩魚の渓の釣行後、少し時間が早かったので近場の未知の渓に探渓へ

橋の上で仲間と川を眺めながら雑談をしていると地元のオヤジが話しかけてきた

話を聞くとかなりの釣り好きらしい 

そこで仲間が「この川には魚は居るのでしょうか?」と聞くとオヤジは「それは教えらんね~」とニヤリと笑う・・・これはあやしい

そこで話題を変え周辺の山の事や山菜などの話をしているとついにオヤジが口をすべらす

「この川の上には過去に放流しや魚が大きくなり50,60のが居るんだ 皆この先の砂防ダムで引き返して行くんだ」


まぁ我々もそんな話はまともには聞いていなかったのだが・・・


今週、我々は大岩魚の渓へ向かった

天気予報は午前中は雨模様とのことだったが多少の雨は気にしないほうなので




だが現地に着くと予想もしないほどの大増水 

流石の我々もこれじゃ無謀と判断し各支流へとまわるがどこも激濁り・・・子連れの熊さんにも出会うオマケつき

そこで思い出した地元オヤジの50,60の川

しばらく車を走らせ端から覗くとやはりここも濁っていた 雨も降っているし今日は撤退かな

だが50,60が気になる釣師は「餌なら釣れるんじゃね」と 現在時刻は札幌を出て5時間後・・・


数分後我々は渓の中にいた

話の通りすぐに砂防ダムがある 竿を出すとカジカが釣れる

砂防を3つ程越える 「いよいよか~」

しかし全くアタリ無し

それでも遡行を続ける

すると乗り越えそうもない滝に出くわす



もうこれまでか~オヤジに一杯食わされたのか

「もしかしてこの滝の上に放流したのかも」と悪魔の囁きが・・・マジっすか

急な崖をひ弱な草にしがみ付きながら登る

すると踏み跡らしき道に出る そこを登ると林道に出た

暫く歩きまた川へと降りる そこにはまた砂防ダムがあった

「この砂防の事じゃね」「そうかもね、この上からパラダイスじゃね~の」

しかしカジカを3匹追加しながらまた砂防ダム・・・いったいいくつ砂防あんの?

それでも夢の60を夢見て遡行を続ける

それから砂防を2つ越える

そしてまた滝・・・




滝壺でも気配無し

「もしかしてこの滝の上の事か」とまた悪魔の囁きが

「もう勘弁して~マジ死ぬわ」と言う事でここで撤収 今日はボとなりました

滝の上を見ると人工物があるのでどこかに道があるはずとまた崖を登る

今日は無事に帰れるのか?

確かに道らしきものはあった 本当にこれは道か?獣道じゃねえの

もう進むしかねえか・・・



蒸し暑い 苦しい 一体俺はここへ何をしに来たんじゃ あのオヤジめ!


エアコンの効かない車で札幌へ 無事帰還すると14時間深い眠りにつきました

また良い思い出が出来たかな?






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2 コメント

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大変参考になりました (BOB)
2011-07-12 19:54:13
こんばんは。

人の話は参考になりませんね(笑)。
(゜ー゜)(。_。)(゜-゜)(。_。)ウンウン
返信する
BOBさん (iwana47)
2011-07-12 23:33:36
BOBさん、こんばんは。

今思うにオヤジさんはン十年前の話をしていたのかもしれません

しかし何処かにそんな渓があると信じたいですね。
返信する

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