色 鉛 筆 | |
ところで皆さん、鉛筆 にしろ 色鉛筆 にしろ最後まで使い切ったことがおありでしょうか? ・・・ 私はもの心付いてこれまで一度もないように思います。 それでも、子供の頃からの鉛筆や色鉛筆を捨てることなく今に至るまで持ち続けています。 本日のテーマの色鉛筆、写真の物が私の覚えのある限り3箱目のもので、以前の2箱も長さを短くして残っています。 出来ることであれば、残りの人生の内で使い切ってあげたくなりました。( ・・・ Don’t forget !)(*^。^*) |
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blog 絵日記 |
あなたの持ち色は何ですか?(その二) | (1) |
前回の記事で、(ほとんど全ての)人にはそれぞれ”持ち色”があると申し上げました。皆さん、思い当たる”色”がありましたでしょうか?今回は「その二」と致しまして詳しく申し上げることとします。 | |
但し、テーマが広く奥深いものである為に、幅を狭めた限定的なものとさせていただきます。具体的には、個人の”持ち色”を判断しやすい”絵画をやられている人”とさせてください。もちろんこれ以外の大多数の方々にも”持ち色”は存在しています。 それではこれ以降、そのようにお話を進めて行きます。 |
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持ち色とは | |
そもそもここで言う”持ち色”とは、絵の具の赤や青、緑といった色のことではなく、個人が内面に持つ色のことです。色鉛筆一本分の原色とも限りませんし、もちろん単色と限定するものではありません。何色かの色で描かれた一枚の絵から、全体として感じられる色を思い浮かべていただければいいです。 ここで登場するのが、大別区分としての”暖色系と寒色系”です。絵の細部には、暖色系の絵の具も使うだろうし、寒色系の絵の具も使うでしょう。それが、結果として仕上がった絵では、全体としてその人の持つ色が出やすいものです。 |
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暖色と寒色について | |
一般に、”暖色”とは、太陽や炎といった暖かいイメージを持つ赤を代表とする赤系統の色。一方、”寒色”とは、水や氷といった冷たいイメージを持つ青を代表とする青系統や緑系統の色を指します。 ただこれは、あくまで一般的なことであって、実際に絵を描かれている人であればお感じになられていることと思いますが、赤でも青でもいろんな赤色が有りいろんな青色が有ります。要するに寒色系の赤もあれば、暖色系の青も有るということです。 |
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持ち色はいつからどこで | |
では、”持ち色”は何時(いつ)から何処で身に付いたものなのでしょうか? 結論から申し上げます。 それは、生まれて、育った環境が大きいと考えられています。 これはよく分からない面を含み断定的なことは申せませんが、生まれて間もない時期より目から入る周りの環境が影響しているといえるでしょう。部屋の色であったり、街の色(人や物を含む)、草花や樹木、川や海や空、といった何でもかんでもですが、とりわけ自然環境からの影響は大きいように考えます。 では、何時までその期間(持ち色の備わる時期)が続くのでしょうか? 大雑把(おおざっぱ)ではありますが、・・・”幼いうち”とさせてください。(はっきりしたデータがありませんし、例外もあるでしょう。) |
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地域の違いによる持ち色・色数の違い | |
次は、地域の違いによる”持ち色”、”色数”の違いについてです。 暖かい地方の人に暖色系の人が多く、寒い地方の人に寒色系の人が多いという訳ではありません。しかし、南国系の人には”色数”が多いと聞いています。理由は南国の自然には色とりどりの色が存在するからということです。 |
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色彩感覚 | |
”色彩感覚”はご自身の”持ち色”とは別の話になります。ただ、避けても通れないので触れておきます。 多くの色を持っていて、感覚良く絵を描けれればそれにこしたことはありませんが、そうとばかり行かないのが現実です。 ”色彩感覚”も”持ち色”も人生のごく早いうちに形成されると考えられます。大人になってからでは、”色彩感覚”を磨くことはできても形成することはできないのです。こう書けば、とても残念に感じる方々もおられると思います。私もその一人です。これまでにあるものを活かしましょう。 色に関しては、”天性”とは言いませんが、ごく早い時期に方向付けられると聞いています。 なお、形を描くデッサンについては勉強しだいで、歳を取っても上手くなるものです。 |
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持ち色発見方法 | |
実際に描いてみて、持ち色を認識してください。数をこなせば、分かってくると思います。 絵をやっていない方でも何らかの形で、”持ち色”は出てきていると思うのですが、いい認識方法が分かりません。 |
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後記 | |
多くの場合、自分がどんな色を持ち合わせているかなどあまり意識することがありません。絵を描いている私でもよく使う色は、”よく使う色”でしかなく、”自分が好きな色”くらいにしか思っていませんでした。意識が変わったのは、私の師でもあったある美大の先生からのお話を聴いてからです。今回のお話事態はこの先生からの受け売り的な面が多いのですが、これまで、身近に絵を描く人を何人も見て来て感じていることでもあります。 ちなみに私は、山の中で生まれ育ち、山の木々の緑、空の青などに心引かれたのでしょうか、”寒色系”の持ち主で、色数はあまり持ち合わせていません。 (*同じ環境に生まれ育っても、同じ色、”持ち色”とは限らず、”暖色系”や”寒色系”に分かれるのは面白いところです。) |
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番外編 ♪ | |
絵画からは離れますが、音楽でシンガー・ソング・ライターの歌 (♪) に色を感じることがあります。詩や、曲や、その人の歌声にそう感じるのです。何人もいますが、私が好きな松任谷由実(荒井由実)さんの作品の一部には絵が見えて来るくらいです。 | |
end |
あなたの持ち色は何ですか?(その一) | (2) |
早速ですが、人にはそれぞれ”持ち色”というものがあることをご存知でしょうか? そして今ここで、この記事をご覧のあなたの中にも”持ち色”はすでに、存在しています。 |
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ここで言う”持ち色”とは、単純に”色”(collar)、赤、青、黄色、緑といった色、カラーのことで、「特徴」とか、「特色」といった意味ではありません。また、ご自身が好きだと感じている色とは異なる場合も多分に有ります。 | |
大方の人はこのようなことはこれまでに考えたことも無いというのが現実だと思います。良い機会ですので、少し考えてみてください。 | |
”色”に幅を持たせて”暖色系ですか?寒色系ですか?”とお尋ねした方がいいかもしれません。 もう少し分かりやすく例を挙げれば、私も尊敬している日本画家の(故)東山魁夷(ひがしやまかいい)画伯は、人それぞれ見方は違うでしょうが、ここでは一般的に、青を基調とした典型的な寒色系の持ち主だと考えます。 |
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さあ、いかがでしょう?・・・”あなたの持ち色は何ですか?” | |
今回はあえて漠然(ばくぜん)とした聴き方を致しました。後日(未定ですが、早めに作文するよう努めます)、日を改めましてこの記事の続きを投稿したいと思います。お楽しみに。 |
パソコンスケッチ |
鉛筆スケッチは大好きです。絵の具で描く彩色より好きです。 紙に鉛筆で描くスケッチが好きです。正確に言うと「好きでした」となるのですが。 ケント紙に、2H の鉛筆の芯先を針の様に ビンビン に尖(とが)らせたもので描く 細密描写 (*これは鉛筆の腹の部分は使いません。芯先のみで描きます) は特に面白かったです。 視力2.0オーバーの頃はそうでしたが老眼の入った今となっては、つらいものとなってしまいました。 上の絵は、パソコンで(アナログの)鉛筆スケッチの様に描こうとした作品です。しかしながら、鉛筆と 練りゴム(*粘りのある消しゴム)で描く様にはアプリケーション・ツール(*道具)の性質上、うまくいきませんでした。 関連記事:パソコンで描く鉛筆デッサン |