本日は、神社にお納めする灯籠の鋳造を行いました。
今回は、戦時中に供出された灯籠で、当時の写真を基に復元製作を行っています。
梵鐘、銅像、銅器には戦争の際、兵器に作り替えられるため、軍部に回収された歴史があります。
今回の灯籠のように、当時の復興に向けて、梵鐘、銅像、銅器づくりに精進しています。
9月28日、梵鐘とともに天水桶の鋳造を致しました。天水桶の直径は3尺1寸(約94センチ)です。
天水桶は雨水を貯める大きな容器で、貯まった水は、防火用水として使われます。お寺の本堂の両脇に置かれることが多いです。
2月は梵鐘、半鐘の他に胸像の鋳造を行いました。
胸像は写真などの資料からイメージを伺いながら、まず原型を制作します。
粘土から原型を作り、砂型に取るための樹脂型を取ります。そこから鋳物にするための砂型を製作し、鋳造に至ります。ここまで数ヶ月かかりましたが、お納めした時、お施主様に喜んで頂けるよう、最後まで制作に精進するのみです。