すっかりご無沙汰になってしまいました。
だって「暑くて暑くて」この気温の中では絵ゴコロも枯れてしまっています。
なので「ちょっぴりタイムマシーン。」2004年、夏のお話です
トラ猫のリンダ君が添削しているのは
息子の彼女に頼まれた「花火に見とれると猫+ハムスター」の絵。
この頃私は自宅ではなく、山猫くん(夫)の事務所の一角に机を置いて絵を描いていました。
自宅だと「つい」いろんな雑用を思いついてしまって集中できない.
でも、ココにはTVもないし、町からもかなり離れてるので静か。絵を描くには最高の場所でした。
でもホラこの顔、この眼差しを武器に
この「絵を描くのに最高の場所」は一転、猫の事務所に、
私たちは猫のしもべになってしまいました。
リンダ君という名前は、彼を連れてきた友人が林田さんだったから。
大人しい性格にこの顔だったのでテッキリ女子と思い込んで付けた名前でしたが、ワクチン接種の時に「男の子なのにリンダなの?」って聞かれてビックリ!子猫の性別って判りにくいです…よね?
で、そのリンダ君が添削中のこの絵は、当時息子がお付き合いしていた彼女(今は違う…と思う多分)の猫ちゃんとハムちゃんがモデル。
夏らしい絵とは無縁な私ですが、実はちょっと描いてみたい構図があって
コレ↓
村松誠(MAKOTO MURAMATSU )
ビッグコミックオリジナル(2003年9月号表紙)
イラストを描く人なら誰でも知っている村松誠先生の作品です。
もふもふ毛並み、ぷっくり口元の愛くるしい姿、毛の一本一本まで繊細に表現された、愛くるしい表情としぐさ。私は特にこの「しぐさ」の表現にずっと憧れていて、胸を借りるつもりで描いてしまいました。
青や赤、普段ならほとんど使うことのない鮮やかな、勇気のいる色使いで、まるでおもちゃ箱の中を探検しているような気分。色って心にも作用するんですね。
サイズがB3サイズと大きいので、その紙面を色鉛筆で描くのは体力がいりましたが、この鮮やかな色のお陰か?この飽きっぽい私が意外にも投げ出さず完成させることができました。
それに、リンダ君の体を張った添削のお陰で、私は椅子に座って描くより、立って描いた方が集中できるんだということも分かったし。
この絵はとってもとっても学びの多い一枚でした。
因みに、隣で同時進行していたのはこの方…
ヨーダ様です。
このヨーダ様は、当時表紙を描いていた編集者さんからのリクエスト。
私はこの種のクリーチャー(と呼ぶらしい)には全く無知なので、この時もも、本を借りたりDVDを観たりといろいろありましたが、このヨーダ様に関してはまたいつか機会があれば聞いていただくことにして、
リンダ君が添削してくれた絵はこのように出来上がりました。
画材:色鉛筆&パステル/B3サイズBBケントボード
どうかな、、、可愛く描けてるかな?
でもねココだけの話、ウチのリンダ君のほうが断然「可愛い」😙