ちょっぴりタイムマシーン
2004年に描いた「まめ猫ラーメンにハマる」です。
(我ながら変なタイトルをつけたもんです)
私の住む佐渡ヶ島はラーメン屋さんがとっても、ホントにとっても多いです。
麺は中~太麺が多いかな。出汁は鶏がら豚ガラ人柄…あ、これは大勝軒佐渡店の店長さんの受け売りですが、ちょっと面白いのはアゴ出汁。
アゴというのは特定のトビウオに対する九州の呼び名です。
トビウオは暖流系の魚で200種類ほどいるそうですが、
そのうちアゴと称されるものは細トビウオ(丸トビ)と、筑紫トビウオ(角トビ)で、煮干し、もしくは焼きアゴにして食されます。
でも何故?九州のアゴが佐渡で出汁にされているかというと、
アゴは長崎、福岡の海から日本海を北上して、対馬海流に乗って佐渡沖まで到達。そして、このアゴを漁獲して九州と同じようにアゴ出汁が利用されてきたのだそうです。
アゴは長崎、福岡の海から日本海を北上して、対馬海流に乗って佐渡沖まで到達。そして、このアゴを漁獲して九州と同じようにアゴ出汁が利用されてきたのだそうです。
この絵はタウン情報誌でラーメン特集があった時に
ココだけ↓
使って頂きました。
例によって編集さんには「真面目に描いてよ~」と叱られましたが、
この頃は「まめ猫シリーズ」をライフワークにするつもりだったので
大真面目に描いちゃっていました。
難しかったのはチャーシュー。日付をみると7月、盛夏です。
夏の夜中にチャーシューと格闘した記憶が蘇ってきます。
食の絵って不思議です。
いつも見ているはずのものが「描く」となると違って見えてくる。
描けば描くほど美味しくなくなったり、逆に、省略したほうが、
思わぬ味わいになったりして。
まだまだ実験の段階ですが、見る人の反応が直球でとてもやりがいのある楽しいモチーフです。
そして、この絵を納めに行った帰り道、最愛のパートナー「大吾郎」と出会いました。
彼は駐車場に設えられた排水溝の土管の中でミーミー鳴いていました。
カラスに追い込まれたのでしょうか、顔にも背中にも鳥の糞がベットリついていて、見つけた時はブチ柄に見えたほど、体も小さすぎて
「え?あなた何の子?」って思ったほど小さい小さい子猫でした。
とにかくココじゃ危ないので…と連れて帰り、そのまま保護者に。
拾ってから一週間経った様子です
で、ここから6年経った様子です
最初の弱っちい印象とは大違い、
ずいぶん逞しく成長してくれましたが
実は彼、今の家に引っ越して2年目の秋に虹の橋を渡って、天使になってしまいました。
享年15歳。高齢になってからの引っ越しが身に堪えたのかなぁ…
もっと遊んであげればよかったな…などなど、心残りばかり。
いつも一緒にいたので寂寥感も甚だしく、まだ離れたくなくて
未だに遺骨もお墓に納めることが出来ずにいるのですが、
最近やっと、冷静に写真を眺め見ることができるようになりました。
あ、また泣けてきた…😭 悲しい話ですみません。
でも、この悲しみはマルちゃんが毎朝の鬼ごっこで日々薄めてくれている
はず…です。
はいはい明日も頑張ろうね😅