今日から4月。新年度の始まりです。
ウグイスの声がふくらみ、ようやくこちらでも桜が咲き始めました。
そう言えば、
日本で咲く桜の大半は「ソメイヨシノ」という品種ですが。
このソメイヨシノ、元は全部ひとつの樹から生まれたクローン個体だといわれています。
このソメイヨシノ、元は全部ひとつの樹から生まれたクローン個体だといわれています。
クローンとは、まったく同じ遺伝子を持つ生物のこと。
実際DNA解析によってソメイヨシノが同じDNAを持つことが確認されています。
実際DNA解析によってソメイヨシノが同じDNAを持つことが確認されています。
ソメイヨシノは江戸時代末期に「オオシマザクラ」と「エドヒガン」という2種類の桜を交配させることで生まれました。
明治時代以降ソメイヨシノはそのすぐれた形質・美しさを残すために、
接ぎ木に接ぎ木を重ねて全国に植えられました。
つまり今私が通勤途中に眺め見るソメイヨシノは
子供の頃、通学路で見たあのソメイヨシノと、
明治時代以降ソメイヨシノはそのすぐれた形質・美しさを残すために、
接ぎ木に接ぎ木を重ねて全国に植えられました。
つまり今私が通勤途中に眺め見るソメイヨシノは
子供の頃、通学路で見たあのソメイヨシノと、
或いは、合格発表の日、息子の入学式の日に見とれたソメイヨシノと
同じ遺伝子を持っているということ。
そう思って眺めると、いろいろ込み上げてきて感動してしまいます。
同じ遺伝子を持っているということ。
そう思って眺めると、いろいろ込み上げてきて感動してしまいます。
桜って春の司会者のようですよね
でも、クローンであるがために残念なこともあります。
ソメイヨシノが被子植物(果実や種を作る植物)として持っている性質のひとつとして「同じ樹の花は実を結ばない」という性質です。
何百本と植えられたソメイヨシノ、樹は違っても元は同じなので実を結ばない=サクランボができないのはこういった理由なんですね。
例外として、近くに違う種類のサクラの樹があれば、実をつける場合もあるようですが
こんなに美しくても実を結ばず散っていく。
美しいけれど、植物としては悲しい宿命ですね。
そして「桜」と言えば、
この方を描いた時のことを思い出してしまいました。
2007年描いた「スケバン恐子」桜塚やっくんです。
画材:色鉛筆&パステル・A3ケントボード
「艶桜〜桜塚やっくんヴィジュアルフォトブック」を参考にしました。
関東スケバン連合の初代総長という設定で一人称は「アタイ」。
あばれヌンチャク解散後、エンタの神様で活躍した、あのやっくんです。
悲しいことに2013年10月5日不幸な交通事故により
37歳という若さで亡くなってしまいましたが、アメーバブログにはまだ彼のブログがあり、数多くのファンの方々がコメントを寄せておいでです。
実はこの頃私も、アメーバでブログを書いていました。
そのブログを通じて知り合った、熱心なファンの方のリクエストで、この絵は出来上がりました。
ですが、やっくんの事はTVで見る程度。お笑いには全く疎かったので、似ているのかどうか実は今でも不安。そもそも、描き始めてから、
「あ、この人もしかして?男性なの???」と気付いたというバカで、
1ヶ月もかかってしまいました。
恐子さんに聞かれたら「がっかりだよ~」って怒鳴られてしまいますね。