体験したことのない激しい突き上げるような揺れと恐ろしい音に、家の中に居られず外へ飛び出した9年前の今日。
周囲の家々がガシャンガシャンと大きな音を立てて振動している
いっそ、気を失いたいと頭を抱えた。
広い通りに出ると、アスファルトが大きくうねっていて、目眩がした。
あんな怖い思いをしても、9年経てば忘れてしまう。
直近に色々あったというのもあるけど…
TVから海水が家屋や車、建物全てを濁流のようにさらっていく様子、高い所で救助をひたすら待つ人達が映っていた。
何度も起こる爆発と広がる火事。
これからどうなるのだろうと思った。
ここに住んでいた人達は、大切な人を失くし、家も故郷の風景も職場も学校も失って、どうすれば…?
そんな見通しのつかない日々を思えば、現在の被災地の姿は穏やかに見えた。
離れる人もいれば、留まる人もいる
たった一つしかない故郷だもの。
それまでの人生が育まれた特別な場所だから。
大切な人たちと過ごした場所だから。
私も家を追われた時期があった。
故郷を出なければならない悲しさ。寂しさ、痛み。
だから、少しだけ想像できる気がする。
今日に便乗して、言う。
私の夢は、「世界の平和」です。
何いってんのって笑われるかも知れない
災害だけではなく、紛争や戦争で命を落としたり、大怪我を負う子、親を失い孤児となる子、搾取され虐待を受け続けている子ども達が世界にはまだ沢山います。
ある地域や国では、日本でいう小学校低学年くらいの女の子が中年男性のもとに強制的に嫁がされ、
女性が暴力を受け、警察に被害を申し出ても、逆に罰せられることもあります。
当たり前のことは、どこかでは当たり前ではなく、私たちが守られて当然だと思っている安全や、人権、学ぶ権利に選ぶ権利。思想の自由、行動の自由。
夢、希望、本当に好きな相手を愛すること一緒にいたいと願う気持ち。
世界のいたるところで、踏みにじられています。
過去にそれらを踏みにじられた人が、他者のそれを踏みにじることもあると思う。
この時代に、そんなことが世界では横行している。
変えたい。
どの国や地域に生まれても、家族と共に安全に暮らせて、十分な栄養と休息が摂れる。
必要な医療を受けられる。
本人が望む教育が受けられる。
未来に希望を持てる。心から笑える。
人種・性別・国籍・宗教を問わずに誰かを愛していると堂々と言える。
子ども達の自己実現を周りの大人が応援できる。
そんな世界に変えたい。
私の夢です。
途方もなく、実現不可能かもしれないけれど、強く願う。
自分の身近な小さなことから始めれば良いじゃん。
それは、途方もない道のりの第一歩に近づくための小さな一歩になる気がします。
諦めたくないよ。
仕方ないで済ましたくない。
世界中の人々が少し意識を向けるだけで、家族や周りの人に今の自分が持つ精一杯の温かい気持ちを差し出すことで、それは大きな大きな一歩、二歩、三歩になると思う。
こういう時期で、今日だからこそハートにに温かさを。笑顔を。
まずは自分を愛さねば。。