いろいろな種類の疼痛はあります。治療法を間違うと慢性疼痛になります。さらに悪循環に陥り、痛みのことばかり考えるようになり、脳の委縮が起こります。こうなってしまうと本当の手遅れになります。精神科領域になってしまいます。手遅れにならないようにしましょう。疼痛コントロールの手段は、リハビリ、マッサージ(針)、薬物、手術、神経ブロック、脊髄刺激療法が主にあります。気持ちを常に前向きすることもかなり重要です。
脊髄刺激が少しでも効果のある患者さんはリハビリがとても重要になります。リハビリありなしでは予後が違うように思えます。難治性疼痛の治療には、薬物・リハビリ・脊髄刺激療法・心理的補助を上手にミックスすることが重要になってくるのではと思います。特に話す部分はとても重要なポジションを占めているのではないかと思います。患者さんの中には話しているうちに痛みが軽くなる患者さんもいます。