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香港に武装警察特殊部隊の少将が赴任   秘密の特殊部隊「山鷹」は、香港で何をするのか?

2022-01-12 10:42:41 | 日記
「宮崎正弘の国際情勢解題」 
  令和四年(2022)1月12日(水曜日)
     通巻7184号 
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 香港に武装警察特殊部隊の少将が赴任
  秘密の特殊部隊「山鷹」は、香港で何をするのか?
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 香港における武警司令員が膨京堂少将になったと発表があった。
かれはこれまでに済南軍区旅団長、済南軍区司令部軍事訓練部長、武装警察新江総隊参謀長、武装警察部隊副参謀長などを歴任し、猛訓練に耐えて精鋭を育成し、テロ対策に備えてきた。

秘密の一端が明らかとなって、中国武装警察には既に「山鷹部隊」が編成されており、米軍の特殊部隊「シールズ」並の激しい訓練を受け、実弾射撃だけでも他部隊の三年分を一年で使い果たした。
 ほかに「雪豹部隊」が北京から最近、広州へ本拠と移した。もうひとつ「猟豹部隊」がある。雪豹は2002年に発足、猟豹は1982年設立、テロ対策専門部隊である。

 中国人民解放軍の特殊部隊には幾つかの組織が確認されてきたが、公開された例がすくなく、多くは謎につつまれている。

 習近平の軍隊組織編成前までに観測された特殊部隊は、陸軍では「飛龍」(南京軍区)、「華南之剣」(広州軍区)、「黒貝雷」(済南軍区)、「雄鷹」(いずれも済南軍区)、「東北猛虎」(瀋陽軍区)、「西南之鷹」、「猟豹」(いずれも成都軍区)、「暗夜之虎」(蘭州軍区)などだ。

 海軍には「蛟竜」という特殊部隊が南海艦隊に所属し、実際にリビア、シリア内戦では中国人救出にあたった。海に潜り、当該地域に潜入する。
 空軍には「雷神」を名乗る特殊部隊が第15空挺軍に所属する
 警察の特殊警察部隊は「公安特警」と呼ばれ、「藍剣突撃隊」( 北京市公安局)「防暴突撃隊」(上海市公安局)がある。

 問題は膨京堂司令員が新任された香港である。なぜ、ここにテロ対策の特殊部隊が必要なのか。
 しかも中国本土の特殊部隊のベテラン少将が派遣されるのである。

 これまで香港には「飛虎」(フライングタイガー)という地元・香港警察の特殊部隊があった(現在も存続しているらしい)。
香港の言論の自由は抹殺され、十万人近い香港人は海外へ散ったが、テロリストが潜入する気配もなく、武警の特殊部隊がなぜ必要なのかと訝る声が大きい。

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