「安倍晋三元首相のご遺志を継ぎ、日台関係をさらに深化させていきたい」。自民党青年局長の鈴木憲和衆院議員らは6日、台湾南部の高雄市を訪問し、安倍元首相の銅像に花を手向けた。蔡英文総統とも面会し、日台間の更なる連携強化に意欲を示した。
昭恵夫人、7月に台湾訪問の予定(NTD報道)
安倍氏の銅像は台湾人有志の寄付によるもので、日本とゆかりのある廟(びょう)紅毛港保安堂に建てられている。訪れた議員らは献花を行い、黙祷を捧げた。
現地メディアの取材に応じた議員たちは涙を湛えて感謝を伝え、青年局として安倍元首相の遺志を継承すると語った。
鈴木氏は「安倍元首相は常に後輩を励まし、日台間の協力を推進するために尽力してきた。私たちはそのご遺志を継ぎ、日台関係をさらに深化させていく」と述べた。佐藤啓参院議員は「安倍元総理が心血を注いできた日台友好の強化に自民党青年局一丸となり取り組んでまいります」と自身のツイッターに投稿し、「日本帰国後、参拝の様子を昭惠夫人にご報告します」とした。
安倍晋三元総理の銅像が建てられている高雄市の紅毛港保安堂を訪れ、青年局メンバーそれぞれで献花を行い、銅像の建立に尽力された高雄市の有志の皆様に感謝を申し上げました。安倍元総理が心血を注いできた日台友好の強化に自民党青年局一丸となり取り組んでまいります。 pic.twitter.com/f8aZ9HullZ
— 佐藤 啓 (さとうけい)| 参議院議員 (奈良県選挙区) (@sato_kei_nara) May 7, 2023高雄市長の陳其邁氏は「日台の歴史と文化は密接に関係しており、安全保障や経済協力を通じて強固な絆が形成されている」と指摘。良好な日台関係は、東アジアの平和と発展に資すると述べた。
一行は台湾の蔡英文総統とも面会し、環太平洋経済連携協定(TPP)への加入を青年局として支援する方針を示した。