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日本の鈍すぎる政治 人権への懸念決議は空疎 中国は名指しもされていないのに、「深刻な挑戦だ」

2022-02-03 10:11:49 | 日記
「宮崎正弘の国際情勢解題」 
  令和四年(2022)2月3日(木曜日)
     通巻7206号 
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  日本の鈍すぎる政治 人権への懸念決議は空疎
中国は名指しもされていないのに、「深刻な挑戦だ」
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 国会衆議院は2月2日、中国の人権状況に懸念を示す決議を採決した。
ところが、中国を名指しせず、非難もしていない。「深刻な人権状況について説明責任を果たすよう強く求める」とあるだけ
これって、何か意味があるのかな。

 決議の表題は「新疆ウイグル等における深刻な人権状況に対する決議案」。
本文では、少数民族や民主派に対する弾圧が伝えられるウイグルとチベット、「南モンゴル」(内モンゴル自治区)、香港を列挙し、「国際社会から懸念が示されている。人権問題は一国の内政問題にとどまらない」と指摘している。
小学生が読んでも中国を指弾していることは了解できるだろう。

 ところが、決議は日本政府に対して、情報収集に努めるよう要請し、「国際社会と連携して監視し、救済するため包括的な施策を実施すべきだ」と訴えだだけの微温的なもので、「中国」「人権侵害」の文言がない。

 決議文を、これほど空疎で無内容にしたのは何党か、誰々か? 自民党は連立相手を間違えているのではないのか。

 ところが、迅速な反応をしたのが北京だった。
中国は名指しもされていないのに、「深刻な挑戦だ」とした。外交部の趙立堅副報道局長は採択が確定的となった2月1日の談話で早くも、「乱暴に内政干渉し極めて悪質だ」と批判し、対抗措置を仄めかした。

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