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2024年にNATOは大規模な軍事演習へ   戦闘機など航空機700 海軍艦船50,兵士四万余が参加

2023-09-13 21:07:04 | 日記
「宮崎正弘の国際情勢解題」 
    令和五年(2023)9月13日(水曜日)
        通巻第7909号 
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 2024年にNATOは大規模な軍事演習へ
  戦闘機など航空機700 海軍艦船50,兵士四万余が参加
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 ファイナンシャルタイムズの報道によればNATO高官の話として、冷戦後最大規模のNATO軍事演習が2024年早々にラトビア、エストニア近海で計画されている。
 参加する兵力は41000名、航空機は500~700機。海軍艦船は50隻を予定し、北方バルト海と近辺で展開される。ロシアへの軍事的パワーを見せつける演習をめざし、バルト海は『NATO湖』となる(!)

 NATO条約第五条の同盟国が侵略を受けた場合は全加盟国が立ち上がり、1インチたりとも敵に渡さないとする条約の履行である。

 他方、ロシアはウラジオストックに北朝鮮の核坊やを迎え、弾薬などの供給を要請した。プーチンと金正恩の会談は四年ぶりとなる。

 中国は兵器システムの新造に忙しい。第三の空母「福建」は2025に就航予定、巨大艦076タイプも建造中だ。これは武装ヘリとドローンを搭載する。また054A型のフリゲート艦も上海で建造されており、これはミサイル多数を積み込んだ艦艇となる。

 NATOは一枚岩と考えがちだが、各国に温度差があって、それもかなり顕著な現象である。実態はウクライナ支援の積極派(英米と北欧諸国、ポーランドなど)、消極派(スペイン、フランス)、中間派(ドイツ)。そして反発組(ハンガリー、ブルガリア、トルコ)などの色分けができるようになった。

 そのNATOがはたして整合性をもっての軍事演習ができるかどうか。フランスのマクロン大統領などは、米国主導のNATOに反発し、独自の「欧州軍」創設を唱えている。

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