沖縄・台湾友の会

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米商務省、中国の偽物業者、商標違反の海賊版メーカーを発表    損害額は292億ドル。フェイク商品の製造業者を摘発へ

2022-02-19 09:51:29 | 日記
「宮崎正弘の国際情勢解題」 
  令和四年(2022)2月19日(土曜日)
     通巻7225号
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(休刊の御知らせ) 明日日曜日(2月20日)、小誌は休刊です
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 米商務省、中国の偽物業者、商標違反の海賊版メーカーを発表
   損害額は292億ドル。フェイク商品の製造業者を摘発へ
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 勝手に商標を盗用し、平気で偽物を量産する中国のビジネスマナーに業を煮やした米国は「海賊版、フェイク」業者リストを発表した。損害は292億ドルにのぼる。
 ALIEXPRESS、WECHAT、百度ワンパン、DHGゲート、PINDUODUO、TAOBAOなどがフェイクメーカーとされた。ブランド品の79%が偽物だったという。

 もとより精巧なローレックス時計の偽物は本物と区別ができないほどで、香港に調査に行った日本の警察幹部が、土産に「ここなら安心」と言われて買って帰ったローレックスが、東京の総代理店で調べて貰うと偽物だったなどと半世紀前から言われた。

 商標に紛らわしい名前をつけたり、だれが観ても本物と判断するブランド品のフェイク作りにかけて昔から中国はビジネスが盛んであり、名画の複製なぞ朝飯前だ。
 しかも一番儲けが多いのはグッチ、ルイビュートンなどで、北京の秀水市場は嘗て、偽物市場の宝庫だった。なんとクレイムをつけるアメリカ人が団体で買いに来ていたという笑い話がある。近年、さすがに中国警察も取り締まりを厳密化するようになった。すると店先には並べず、カタログで呼びかけ、近くの倉庫で引きわたすというやり方に変更した。

これは世界的に拡がり、たとえばNYのチャイナタウン入り口の路上で、カタログだけを掲げた叔母さんたちが立ち並び、近くの空き地に案内してフェイク商品を受け取るというシステムになっている。

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