沖縄・台湾友の会

《台湾に興味のある方》《台湾を愛する方》《不治の病・台湾病を患ってしまった方》皆んなで色々語り合いたいものです。

2035年、中国軍の空母は六隻体制に   三号艦、四号鑑、上海江南造船所で竜骨の据え付け工事が完了

2020-07-19 09:28:32 | 日記
「宮崎正弘の国際情勢解題」
令和2年(2020)7月18日(土曜日)弐
       通巻第6595号
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
(休刊のお知らせ)明日7月19日(日曜)、小誌は休刊です!
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 
****************************************

 『サウスチャイナ・モーニング・ポスト』(2020年7月18日、電子版)に拠れば、中国新型空母が二隻、すでに竜骨を据え付け、建造最終段階に入っていることが判明したと報じた。

 上海の江南造船所で2015年に建造が開始された新型空母は二隻。コード名は002,003.いずれも電磁作動による発・着艦を目指しており、F15ジェット戦闘機を24機搭載するとされる。コロナで工事は遅れ気味で、進水式は2021年7月頃という。

 中国初の空母はウクライナから1998年に鉄の塊のまま購入し、ボスポラス海峡から喜望峰を迂回して、「マカオでカジノホテルという購入目的」をかなぐり捨てて、そのまま大連へ曳航したシロモノだった。

以後、八年の艤装工事を経て、空母「遼寧」としてお目見えした。その後、発着訓練で失敗を繰り返した。死亡事故は判明しているだけ六件。ボロ船、旧式すぎると笑われたが、この体験をもとに国産空母を建造し、二号鑑は「山東」と命名された。
空母「山東」は黄海から南シナ海を航行するようになった。

 上海で建造中の空母はカタパルト方式ではなく電磁発進型とされ(搭載機の訓練が始まらないので不明だ)、その能力はアメリカの最新空母「ジェラルド・フォード」に並ぶものと中国海軍は自慢しているらしい。ただし002,003はともに原子力駆動ではなく、五号鑑から原子力船となりステルス戦闘機搭載になるという。

 中国軍の青写真では2035年までに空母六席体制とする。
 空母は上空にAWACS(早期空中警戒指令機)を飛ばし、潜水艦が先行潜行し、後方に駆逐艦、巡洋艦、さらに後方に輸送艦などを従える編成で、『空母攻撃群』と呼ばれるのがアメリカ方式である。
 中国の練度ではまだ、このような段階に達していないが、アメリカと異なって世界各地に配備する必要なく、太平洋での展開となる。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿