沖縄・台湾友の会

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香港大学キャンパスから「恥の柱」像を撤去   抵抗組、メディアはドローンで撤去作業を撮影

2021-12-24 08:18:41 | 日記
「宮崎正弘の国際情勢解題」 
令和三年(2021)12月24日(金曜日)弐
  通巻7168号  
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 香港大学キャンパスから「恥の柱」像を撤去
  抵抗組、メディアはドローンで撤去作業を撮影
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 香港大学は、中文大学と並ぶ香港の名門校。米国大統領が、香港を訪問するとここで演説することでも知られる。その中庭に聳えていた自由のイコン「恥の柱」が、23日真夜中に撤去され、コンテナにつまれて某倉庫へ運ばれた。

 高さ8メートル、50人の弾圧された人々の苦痛、呻吟の表情が克明に超克された作品で、デンマークの彫刻家、イェンス・ガルスキオットが造形した。イェンスはアルジャジーラの取材に対して、「あの作品は私のモノである。私の許可無く撤去し、どこへ運ばれたのか」と怒りを表したという。

 この像は「六四虐殺」とネーミングされ、弾圧し、自由がなくなった香港で、唯一の自由の象徴だった。突然の撤去の直前、林鄭行政長官が北京を訪問し、習近平と会談している。となると直接「命令された」?

 撤去作業を知って駆けつけた活動家は遠くから撤去現場を見守り、香港メディアはドローンを駆使して作業の模様を撮影した。中国の共産党系新聞には、このニュースはない。

 2019年から開始された「香港大乱」は、往時200万人が参加したデモが展開され、筆者も三回に亘って香港へ取材に赴き、殆ど連日のように香港大学、中文大学へ通って学生たちにインタビューした(詳しくは拙著『CHAINAZI』、徳間書店)。

 海外へ亡命した少数を除き、多くの自由戦士らは逮捕拘束され、その象徴的指導者だった黎智英(ジミーライ)には12月13日に一年一ヶ月の禁錮刑が言い渡された

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