興味を感じたExperimentを自由気ままに実践している備忘日記!

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RAD調整方法の考察

2010年03月07日 21時33分21秒 | スーパーラドアンテナ
CQ誌を見て、初めてRADを試作した人が調整段階で間違わないで、かつ簡単に調整出来ないかという発想です。

アナライザを所有している人はあまりにも安易にアナライザ頼りになってしまっていると思います(自分もそうでした)。
これからRADを試作する人が、従来型のワイヤ系アンテナ調整のつもりで、アナライザによる調整をしてしまうとちっとも飛ばない調整困難なRADになってしまいがちです。
特にインピーダンス表示がZ±jX込みの表示をする国産のアナライザは要注意!

そういった人が増えてくると思い、その対策のつもりです。(DPなどの従来型調整方法では間違い易い)


RAD調整方法の1つとして、ディップメーターと昔からのSWR計で出来るとのではと考えていました。

①まずは、ディップメーターで共振周波数を目的周波数にします。

「アンテナの共振点では虚数分が「0Ω」ですから、共振点のインピーダンス測定は問題ありません。」

②従来のSWR計で”1”に近づけます。

従来のSWR計は、
「進行波と反射波の比較」を測定するものですから、SWRアナライザーとは機能が違います。」

と言う事は、RAD給電点インピーダンスと同軸インピがマッチングすれば反射波は激減してSWRは1に近づきます。

以上、調整は2ステップだけです。(同軸長とアースの話しは後にします)
共振周波数を合わせると±jXは”0”になり、従来SWR計で”1”に近づけるとマッチングもとれることになり、RADの調整が完了する。

なにも高価なアナライザを用意しなくても良い事になると思う。

今どきのハムは、ディップメーターを持っている人は少ないでしょうか。
そうすると自作する事になると思います。

また、ブリッジでの調整方法もあります。簡単に作れるので、熱心な自作派には容易でしょう。

ただ、私としては、最後にSWR計の出番になるなら、ブリッジでの調整をすっ飛ばしてQRP送信しながら調整してしまえという発想で、短時間の試験電波発射です。
日本中ピーピーとキャリアやビートがやかましくてかなわないかなhi。

今の7MHzバンド内閑散状態も静かで良いですが、1960年代後半の7MHz状態も懐かしく思い出されます。

お断り:決して不要電波の発射を推奨している訳ではありませんので自己責任でお願いします。
    試験電波は妨害電波と紙一重です。


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