今までずっと、トロイダルコイルによるオートトランス式マッチングを採用してきたが、50W出力で本体の共振コイルが放電するような事は無かった。
それが、諸事情と、1.5D同軸が少量だが入手できたので静電結合式マッチングにしたところ、共振コイルの下部からやたら放電している。共振コイルの下端から2cmくらいの球体で線香花火のように放電しているし、共振コイル下部から2~3回巻のところと静電結合コイルの間にランダムにバリバリ放電し、火が出てしまう。
フェライコアのオートトランス式よりずっと高効率な電磁誘導なのだと思う。
いままで、簡単にマッチングが取れることからトロイダルコア利用のオートトランス式のマッチングが良いと思っていたのに、本体に供給する出力がフェライトコアでかなりロスしていたことになるな。ガッカリ。
でも、空芯式のオートトランスだったらロスは少ないと思うが・・・。それに、共振コイルに直接結線されているので放電は抑えられるのではないか・・・。
静電シールドマッチングテストで分かったことを備忘のため残す。
(上記の点線はjX、実線はR)
★静電シールドコイルは、共振コイルにピッタリつけた時の共振周波数と比べて、共振コイルとの隙間を少しでも開けると、想定以上に共振周波数は上がる。(開けすぎると誘導効率は下がるので良い事ではない)
この方式も放電現象を抑えられれば、挿入したコイルで比較的容易にマッチングが取れる。
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